ホッフェンハイムは11日、公式ユーチューブチャンネル上で日本代表DFの町田浩樹がクラブ施設を訪れている様子の動画を公開した。
現在28歳の町田は今夏にロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからの完全移籍でホッフェンハイムに加入。しかし、プレシーズン中にレギュラーに定着していた左センターバックの町田は、新天地での公式戦2試合目にあたるブンデスリーガ開幕節レヴァークーゼン戦の前半終了間際に負傷。左膝の前十字靱帯を断裂したことが判明し、その後日本で手術を受け治療を続けていた。
動画では、そんな町田が久々にホッフェンハイムの施設を訪れ、医療スタッフやクリスティアン・イルツァー監督、チームメイトたちと交流している様子を公開。その中で、本人は「調子はいいです。ケガは良くなってきています。先週からランニングを始めました。来週はピッチ上で動くことに挑戦するつもりですが、まだ道のりは長いです。手術後は膝を動かすだけでとても痛く、大変な時期でした」と報告した。
また、「ここに戻って来られて嬉しいです。選手やスタッフ、監督に会えるのが楽しみでした」と語る町田は、第13節終了時点で5位につけるホッフェンハイムについてもコメント。「いつも全試合を見ていますし、みんなのパフォーマンスを誇りに思っています。みんな本当に素晴らしく戦っています」と喜びを示した。
一方、ドイツ誌『キッカー』によれば、町田は1週間後にまた日本へ帰国し、リハビリを続ける予定だという。現在の予定では町田は春になってから再びドイツに戻り、ホッフェンハイムでカムバックへ向けた準備に取りかかる見込みだと伝えられている。
なお、ホッフェンハイムは町田の負傷を受け、代役として22歳のスイス代表DFアルビアン・ハイダリを獲得。『キッカー』では、そのため町田の長期的な展望は「まったく不透明」で、「こうした状況を踏まえると、町田はとっくにW杯出場を決めている日本代表メンバー入りへの望みも諦めざるをえないだろう」とも指摘されている。


