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バルセロナは16日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、ホームでのパリ・サンジェルマン戦に臨む。この一戦の前日会見に出席したロナルド・クーマン監督は、2021年に入りラ・リーガ7戦全勝を果たすなど自チームが調子を上げていることに鑑みて、均衡した試合になるとの見解を示している。
「私たちは大きな期待をもってこのノックアウトラウンドに臨む。とても厳しい対戦であることは分かっている。PSGは手強いチームだからね。興味深い対戦だよ。バルサはここ数カ月で上向いており、彼らにはクオリティーがある。興味深く、素晴らしい2試合になるだろう」
PSGはFWネイマールとFWアンヘル・ディ・マリアが負傷離脱中。2選手のいないPSGの見解を問われると、次のように返している。
「分からない。彼らがどうプレーするのかを確認しなければ。この対戦は2試合に分かれており、最初の試合がアウェーであるならば良い結果を、ゴールを求めることになる。それが彼らの考えだろうが、同様にゲームを支配することも望むはずだ。私たちもボール保持からチャンスを生み出すことを好んでいるがね。明日の試合は無失点で終えることが重要だ」
「PSGの長所と短所を列挙してほしい？ いや、私たちはそういった分析をしない。相手がどうプレッシングを仕掛けるか、前から来るのか、それともそうじゃないのか、前線にムバッペがいるならば速さを伴う……、そういった形で彼らの長所を見ている。ボールを持っていないときには、良い守備を見せる必要がある」
バルセロナは昨年11月に負傷したDFジェラール・ピケが全体練習に復帰。この試合で起用する可能性はあるのだろうか。
「ジェラールは良い調子だ。全体練習には4〜5回参加している。彼のフィジカルについては良い感触を得ているが、しかし招集リストに含めるかどうかを決めるにはまだ1日ある。彼は長期にわたって離脱していたからね。彼と話をして、明日に決定を下すよ」
FWリオネル・メッシとFWキリアン・ムバッペの比較を求められると、こう返答した。
「この試合はメッシとムバッペの戦いではない。片方にメッシ、もう片方にムバッペがいるということだ。メッシは世界最高の選手であり、私たちは最高の状態にある彼を必要としている。ムバッペはとても早く、相手を多くの困難に陥れることが可能だ。しかし、私たちは素晴らしい試合を演じてみせるよ。こういった試合は楽しむためにあるのだからね 」
ムバッペをマンマークする考えはあるのだろうか。
「私はマンマークが好きな人間ではない。私たちにできるのは、どこのエリアでプレーするか、ライン間にどの選手を置くかだ。ボールを保持するときのために、組織立ったプレーを見せなくてはならない」
以前、バルセロナがチャンピオンズリーグ優勝候補であることを否定していたクーマン監督だが、現在も同じような考えなのだろうか。
「私たちよりも優れたチームがいると言ったわけではない。チャンピオンズ優勝を果たすべきとは言えない若手選手がここにいるということだ。私たちは戦いたいと思っている」
