Goal.com
ライブ
KoemanGetty Images

クーマン「4-3-3やティキ=タカ使うバルセロナは過去に生きている。チャビもイニエスタもメッシもいないのに」

オランダ人指揮官のロナルド・クーマン監督が、2021-22シーズンの途中まで率いたバルセロナについて語っている。

成績不振を理由にして、シーズン途中でバルセロナ監督の座を追われたクーマン氏。スペイン『Esports 3』とのインタビューに応じた同氏はまず、現役時代の古巣バルセロナを率いる決断をしたことに、後悔はなかったと強調している。

「今の私は何度となく旅に出ている。これまで以上に家族と一緒に過ごしているよ」

「(解任は)私にとって解放に近いものだったと言えるだろう。クラブは難しい時期を過ごしていた。会長がいない日々もあったし、(その後に会長選で当選したジョアン・)ラポルタは監督からは疑いの目を向けられた……。勝てなければ、問題を抱えることになるんだ」

「私は頑張ったよ。代表監督の地位も捨て去ってバルセロナを率いた。もし、もう一度同じ状況が繰り返されるとしても同じ行動を取るだろう。後悔はしていないんだ」

クーマン氏は、自身を解任したラポルタ会長の振る舞いに納得がいかない様子だ。

「会長は監督について、迷ったり疑ったりできる。しかし、それを公で話してしまえば、世界中が疑いを持つことになる。あれは彼の大きな過ちだった」

「バレンシアの監督時代の方がひどかったと思う。あのときはロッカールーム内に問題が存在していたが、バルサでは選手たちとの間に問題など一切なかった。一切、ね。24〜25人も選手がいれば、誰かが不満を持つのは当たり前だ。しかしバルサの選手は誰も私と敵対していなかった」

「問題は今の会長がやって来たときだった。会長やテクニカルダイレクターが監督のことを疑っても、そこに問題はない。問題はそれがメディアで報じられるときだ。会長が監督に対する迷いを公にしてはいけないんだよ。私であればそんなことは絶対にしないし、面と向かって話し合っていただろう」

クーマン氏はその一方で、バルセロナがいまだ4-3-3のシステムやティキ=タカ(テクニカル及びリズミカルにパスをつなぐプレースタイル)にこだわっていることについて、「過去に生きている」と形容している。

「私は監督としてゲームを支配することに賛同している。私も使用していた3バックや5バックは守備的というわけではなかった。だがバルサは過去に生きている。まだティキ=タカや1-4-3-3とともに生きているんだ」

「過去に生きることはできない。フットボールはより早く、よりテクニカルになったんだ。イニエスタ、メッシ、選手のチャビがいるならいいが……、いずれにしてもメッシ退団は大きな打撃だった」

「選手の起用やシステムの採用に迷いは付き物だ。しかし良かったのか悪かったのは、結局のところ分からない。私は以前、『バルセロナはこういう状況としか言いようがない』と発言したが、チャビもクラブが難しい瞬間を過ごしていると認めていた。今のバルサがグアルディオラやルイス・エンリケのバルサと違うことは理解しなくてはならない。メッシもチャビもイニエスタもいないのだし、チームを形づくるのも選手たちを育成するのも時間が必要になるんだよ」

昨夏パリ・サンジェルマンに移籍したFWリオネル・メッシについては、残留を切望していたようだ。

「私は彼の家まで行き、そこでプライベートなことを言われて(退団を)納得することになった。私は彼にバルサで続けてほしかった。違うユニフォームを着た彼を目にするのは、何か、とても強烈なことだった。あそこで、少しずつ元気を取り戻していったね。彼について不満は何もない」

クーマン氏はまた、今夏でのバルセロナ退団が噂されている同胞MFフレンキー・デ・ヨング、また同クラブが獲得を狙うFWロベルト・レヴァンフドフスキについても言及した。

「フレンキーはバルサで続けたいと思っている。バルサが彼を売りたいのか、金を必要としているのかは知らない。しかし彼はバルサで続けることを願っているんだ。確かに、ポジショニングの問題でチームに適応し切れていないのかもしれない。彼はもう少し後方でプレーしてきたからね。だが1〜2月には素晴らしいパフォーマンスを見せていたし、本当に見事な選手だ。バルサが難しい状況に陥っている、ということなのだろう」

「レヴァンドフスキ獲得のために5000〜6000万ユーロを支払うことには抵抗がある。彼は34歳だぞ……。私は疑問だね」

自身の考えるバルセロナの歴代ベスト・イレブンを問われたクーマン氏は、次のように返答している。

「スビサレッタ、(ダニエウ・)アウベス、プジョール、マスチェラーノ、ジョルディ・アルバ、チャビ、ニースケンス、イニエスタ、メッシ、クライフ、ストイチコフ……。マラドーナやグルディオラなど多くの選手を外すことになったが、しかし私は意思の強いチームを求めたんだ」

広告
0