osako-kobe(C)Getty Images

首位・神戸が大迫勇也の土壇場弾で上位対決制す!敗れた浦和は優勝の可能性が消滅

明治安田生命J1リーグ第32節が行われ、3位浦和レッズと首位ヴィッセル神戸が対戦した。

ルヴァンカップ決勝で敗れた浦和。この試合で神戸と引き分けいかに終われば、優勝の可能性は消滅する。重要な一戦でホセ・カンテ、大久保智明、エカニット・パンヤ、大畑歩夢、アレクサンダー・ショルツらが先発した。一方の神戸は前半戦で浦和に敗れており、リベンジを期す。大迫勇也、武藤嘉紀、扇原貴宏、酒井高徳らが先発入りしている。

20分には神戸がトランジションから決定機。大迫のパスを受けた佐々木大樹が右からゴールを狙うが、ギリギリで浦和DFマリウス・ホイブラーテンがブロックした。40分にはカンテが個人技から左足を振り抜くが、シュートは枠の上へと外れていく。

後半開始早々、大久保の裏へのパスにエカニットが飛び出す。右足でシュートを放つが、GK前川黛也がセーブした。53分には伊藤敦樹の負傷により、柴戸海との交代を余儀なくされる。

72分についに先制したのは神戸。両サイドからのクロスで揺さぶり、初瀬亮のクロスを大迫が折り返す。それをマテウス・トゥーレルが頭で決めきり、神戸が大きな先制点をつかんだ。ビハインドとなった浦和は高橋利樹、中島翔哉をピッチへ送り込む。

87分には中島の絶妙な裏へのパスに大久保が左足ダイレクトで合わせるが、前川が立ちはだかり同点ゴールは生まれない。しかし、アディショナルタイムにドラマが待っていた。左サイドのクリアミスからカンテが仕掛ける。ドリブルはDFに阻まれながらも突き進むと、最後はもつれながら右足でゴール左へと流し込み、同点ゴールを挙げた。

セットプレーで浦和はGKも上がってゴールを奪いに行く。しかし、神戸はGK前川がキャッチしてつなぐと、前線の大迫へ。大迫は無人のゴールへとシュートを流し込み、劇的な勝ち越しゴールを挙げた。神戸は3ポイントを加え、浦和は優勝の可能性が消滅している。

広告