ボルシア・メンヒェングラットバッハに所属する日本代表DF板倉滉には、いまだ具体的な打診は届いていないという。クラブの強化担当を務めるローランド・ヴィルクス取締役が、ドイツ紙『ビルト』の取材で明かした。
現在28歳の板倉は、ボルシアMGと2026年までの契約を結んでいる。守備の要としてチームを支えてきたが、契約延長には応じておらず、クラブは一定の移籍金が見込める最後のチャンスともいえる今夏での売却を視野に入れているとされる。
一方、以前から国内外の複数クラブが関心を示していると報じられていた板倉は6日に始動したチームに合流。6月に代表活動へ参加していた選手たちがまだ戻っていないなか、新加入選手や若手FW福田師王らとともにプレシーズンをスタートさせた。
ヴィルクス取締役はこうした状況について、「コウに対しては、まだ問い合わせは来ていない」と説明。そのうえで「現時点で移籍市場は全体的に非常に静かだ。非常にチャレンジングな移籍ウィンドウになるだろう」と語った。
今夏の移籍市場は、U-21欧州選手権や2025年のFIFAクラブワールドカップの影響もあり、本格的な動き出しが遅れるとの見方もある。板倉の去就が決まるのは、もう少し先になるかもしれない。
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