ボルシア・メンヒェングラットバッハに所属する日本代表DF板倉滉が、現在ブンデスリーガで優勝争いを繰り広げるクラブに移籍する可能性が浮上している。地元紙『ライニシェ・ポスト』が報じた。
現在28歳の板倉は、2022年夏にボルシアMGに加入。今季は1月に感染症の影響で1試合を欠場し、先月には累積警告により1試合の出場停止処分を受けたものの、それ以外の公式戦ではすべてフル出場を果たし、来季の欧州カップ戦出場を目指すチームの守備を支えている。
板倉は現在、2026年までの契約をクラブと結んでいるが、クラブ側は選手が契約延長に応じない場合、今夏中の売却も選択肢に入れざるを得ない状況だ。これまでオランダのPSVからの具体的なオファーや、ナポリ、トッテナムからの関心が伝えられてきたが、ここにきて複数のブンデスリーガ上位クラブも獲得に動き出す可能性が報じられている。
『ライニシェ・ポスト』は「板倉はすでにクラブに対し、今夏に移籍する可能性があることを伝えた」と報道。さらに「編集部の情報によれば、同選手にはイングランド、スペイン、フランス、オランダのクラブのみならず、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、レヴァークーゼン、フランクフルトといったブンデスリーガのライバルクラブからも関心が寄せられている」という。
なお、勝ち点69の首位バイエルンと、勝ち点63で2位のレヴァークーゼンはすでに、勝ち点46で5位につけるマインツとの勝ち点差により来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保。3位フランクフルト(勝ち点51)はもちろん、8位ドルトムント(同42)も4位RBライプツィヒとの差を「6」に縮めており、CL出場の可能性を残している。ドイツ国内外のクラブが関心を寄せる中、今夏、板倉を巡る争奪戦が繰り広げられることになるのだろうか。

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