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板倉滉、先発出場したリーグ戦では1勝のみ…ボルシアMG指揮官は負傷やアジア杯の影響を指摘しつつ「改善の余地を残す」

今季のDF板倉滉はボルシア・メンヒェングラットバッハで本調子ではないと見られるようだ。ドイツ紙『ビルト』が加入2年目のここまでのパフォーマンスを分析した。

フローニンゲンやシャルケへのレンタルを経て2022年夏にマンチェスター・シティからの完全移籍でボルシアMGにやって来た板倉。現在27歳の日本代表DFは3500万ユーロ(約56億5000万円)のフランス人MFマヌ・コネに次ぐ1500万ユーロ(約24億2000万円)と市場価値が同クラブで2番目の選手とされている。

しかし、加入1年目に絶対的な地位を築き、ジェラルド・セオアネ監督の下でもレギュラーの板倉は昨年秋の負傷や1月のアジアカップ出場の影響もあり、今季これまでリーグ戦10試合(2ゴール)のみ出場。また、リーグ戦6勝(8分け10敗)のボルシアMGだが、『ビルト』が指摘したところ、板倉が先発したリーグ戦では1勝しか収められていない。

そして、同紙は板倉のスタッツにも言及。デュエルの勝率は50.63%とボルシアMGのセンターバックたちの中で最も低く、ニコ・エルヴェディ(62.46%)、マーヴィン・フリードリヒ(61.72%)、マックス・ウェーバー(60.88%)を下回る数字とのこと。加えて、すでにイエローカードを5枚提示されていることも指摘されている。

『ビルト』はセオアヌ監督のコメントも紹介。板倉について「コウからは負傷とアジアカップにより、またブンデスリーガに慣れるためにまだ時間が必要という印象を受ける。予測能力に長けていて、複数のポジションでプレーできる彼は我々にとって絶対的なクオリティープレーヤーだ。でも、復帰してからはまだ本来の100%の価値を示せていない。まだ改善の余地を残す」と語った。

なお、ボルシアMGは9日の第25節ではケルンとホームで対戦。『ビルト』は「イタクラがこのブンデスリーガのダービーマッチで、以前の姿を取り戻せることはグラットバッハやファンたちにとって大事だ」と伝えた。

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