ドルトムントOBであるケヴィン・グロスクロイツ氏は、恩師ユルゲン・クロップ氏に言及している。
7シーズン率いたドルトムントでブンデスリーガ連覇やDFBポカール優勝、9年間指揮したリヴァプールではプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げたクロップ氏。昨季限りでリヴァプールを退団すると、その行方に注目が集まっていたが、9日にレッドブル・グループのグローバルフットボール責任者に就任したことが発表された。
しかし、ドイツではレッドブルのマーケティングを絡めた運営スタイルが度々非難されていることもあり、現地では批判が殺到。ドルトムントの一部サポーターは、「自分たちにとって死んだも同然」と厳しい声を上げている。そして2009年~2015年までドルトムントに所属し、クロップ氏の指導を受けたグロスクロイツ氏も『Viertelstunde Fussball』で以下のように語った。
「なんというか、まだ実感が湧かないよ。フェイクニュースであってほしいと願った。本当にショックだし、悲しいんだ。でもファンとして、もう彼をスッドの前で見る必要はない。会った時には、個人的に『なんでこんなくだらないことをするんだ』て伝えておくよ」
RBライプツィヒやレッドブル・ザルツブルク、ニューヨーク・レッドブルズなどの指導者をサポートする戦略的な役割を担うことが伝えられるクロップ氏。ドイツ『スカイ』は年俸1000~1200万ユーロ(約16億3000万円~約19億6000万円)を受け取るとも伝えているが、ドイツ国内での反発は根強いようだ。
