クロップ、ヌニェス退場は「痛恨」としつつ…「出場停止を利用して強くなってもらうよ」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、クリスタル・パレス戦を振り返った。
15日に行われたプレミアリーグ第2節で、クリスタル・パレスと対戦したリヴァプール。本拠地アンフィールドでの開幕戦は上々のスタートを切ったものの、得点できずに32分に失点。さらに57分にはダルウィン・ヌニェスが一発退場になるなど、苦しい展開を強いられた。それでもルイス・ディアスが個人技から豪快なミドルシュートを叩き込んで追いつくと、1-1で試合を終えている。
クロップ監督は試合後、『スカイスポーツ』で「本当に良いスタートで、まさに望んでいるような形だった」としつつ、以下のように語っている。
「その後、アンラッキーな状況に陥ったね。パレスのプランは明らかで、ボールの後ろに人を配置してカウンターを狙うものだった。(ウィルフレッド)ザハのようなスピードのある選手がいると難しいね。後半のスタートもポジティブだったが、レッドカードは痛恨だった。もちろん退場だろう。彼は挑発されたが、あのような態度をとるべきではなかったね」
「だが、その4分後には追いついている。10人で、あれだけの努力を見せたんだ。今の気持ちとしては、本当に誇らしいということだね」
そして「前週からすべてが我々の不利になっており、負傷者が続出だ。魔女でもいるようだったね。だからこそ、リアクションには誇りを感じている」とし、一発退場のヌニェスに言及している。
「ダルウィンは、チームを失望させたことを理解している。話し合うつもりだ。望んでいるようなリアクションではなかった。彼もああいった形で挑発されることもわかっている。センターバックはそうするものだ」
「だが、我々はこの時間を有意義に使う。出場停止を利用してフィジカルトレーニングを行い、強くするよ。罰ではなく、より強くなってもらうんだ」
開幕から2試合連続ドローとなったリヴァプール。それでも指揮官は「望んでいたようなスタートではないが、それが一番の問題ではない。ケガ人がいるのは本当にやりにくいね」とコメントしている。