Jurgen Klopp Liverpool 2022-23Getty Images

クロップの発言が物議…主審を非難も審判協会が反論「不適切行動との指摘に強く反論する」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督の振る舞いが物議を醸している。

プレミアリーグ第34節で、トッテナムと対戦したリヴァプール。開始15分で3点をリードしたが、後半アディショナルタイムまでに同点に追いつかれる苦しい展開に。それでも終了間際にディオゴ・ジョタが劇的な決勝点を決め、4-3で激戦を制した。

本拠地アンフィールドが熱狂に包まれた決勝点の場面だが、クロップ監督の行動が大きな話題に。ゴールが決まった直後に走り出し、第4審を務めていたジョン・ブルックス氏に激しい口調で詰め寄っていた。なお、このシーンで指揮官はハムストリングスを痛めたことも伝えられている。

そして試合後、クロップ監督は主審ポール・ティアニー氏と「因縁がある」とし、厳しい判定を受けていたことを主張。「(3失点目直前の)モハメド・サラーにファールを与えることはできなかったのか? ティアニーとは歴史がある。彼が我々の何を恨んでいるのか、本当にわからない。彼は『問題ない』と言っているが、そんなことはありえない。彼は私をどう見ているのか、理解できないね。あのセレブレーションは不必要で、それはフェアだ。だがイエローカードを提示した時の彼の言葉は、許せるものではない」と主審を批判した。

この発言に対し、プレミアリーグの審判協会であるプロフェッショナルゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド(PGMOL)は声明を発表。「全試合で審判のやり取りを録音している。今日のポール・ティアニーの音声を確認したが、リヴァプール監督への警告を含め、終始プロフェッショナルとして行動していたことが確認できた。したがって、ティアニーの行動が不適切だったとの指摘には強く反論する」とクロップ監督の非難を真っ向から否定している。

なお『ガーディアン』によると、FA(イングランドサッカー協会)はクロップ監督の審判を批判する発言を調査するようだ。結果次第では、指揮官は処分を受ける可能性がある。

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