リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、リーズ戦の圧勝を喜んでいる。
前節は首位アーセナルに2点差を追いついたが、直近の公式戦5試合勝利なし(2分け3敗)と苦しんでいたリヴァプール。そんな中で迎えたプレミアリーグ第31節リーズ戦だったが、モハメド・サラーやディオゴ・ジョタの2ゴールに加え、ルイス・ディアスが約7カ月ぶりに復帰するなど、見事な戦いで6-1と快勝を収めている。
クロップ監督もこの勝利には大満足なようだ。今季はボーンマス相手に9-0(第4節)、マンチェスター・ユナイテッド相手に7-0(第26節)と大量ゴールで勝利しているが、リーズ戦が最高の試合だと考えている。試合後『スカイスポーツ』のインタビューで語った。
「本当に満足している。多くのミスを誘い、センセーショナルなゴールを奪い、カウンタープレスは10年間で最高だったと思う。お気に入りは92分、プレスからボールを奪ったシーンだよ。様々な面で今季最高の試合だった」
「良いサッカーをするためには安定感が必要。安定感は守備からしか得られないが、ネガティブな流れになると間違った判断もしてしまう。(以前の試合では)カウンタープレスがうまくいかなかった理由は説明できないが、今夜はうまくいったね。アーセナル戦の後半もそうだった」
これで勝ち点を47まで伸ばしたリヴァプール。残り8試合となった中、4位ニューカッスルとは9ポイント差に。2020-21シーズンには最後の10試合で勝ち点26を獲得して3位に滑り込んだこともあるクロップ監督だが、チームの姿勢が重要だと語っている。
「今季とあのシーズンの間にあるちょっとした問題は、(上位陣と)少し離れていることだと思う。どこでフィニッシュするかはわからないが、このシーズン以降も続くわけで、理解するためにはすべての試合が必要になる。試合は超重要だよ」
「もし今季は何も手に入れることができないのであれば、シーズン終盤の良いパフォーマンスをベースにしないと。(トップ4に)近づけるかどうかはまったくわからない。しかし、それはあまり重要ではないと思う。今夜見せたような野心、情熱、理解力を持った姿を見たいね」


