ナポリで躍動する韓国代表DFキム・ミンジェだが、夏の移籍市場で争奪戦が展開される可能性があるようだ。
今季ナポリに加入し、瞬く間に主力選手へと成長したキム・ミンジェ。これまで公式戦35試合に出場し、セリエA首位独走にチャンピオンズリーグ準々決勝進出と絶好調を維持するチームを支える大活躍を見せている。
ルチアーノ・スパレッティ監督が「今、彼は世界最高のセンターバック」と絶賛する26歳の韓国代表DFだが、夏の移籍市場ではその去就も大きな話題に。『コリエレ・デッロ・スポルト』などは、今夏の短期間のみ有効となる4800万ユーロ(約68億円)の契約解除条項が存在するとも報じており、マンチェスター・ユナイテッドが狙っているとも伝えられていた。
そんなキム・ミンジェについて、『ガーディアン』や『CBS Sports』などに寄稿するベン・ジェイコブス記者が去就を分析。『TEAMtalk』でプレミアリーグ勢による争奪戦が繰り広げられる可能性を指摘した。
「センターバックを探すクラブは、必然的にキム・ミンジェをスカウトするだろう。スパレッティのコメント通り、彼の知性とそのフォームを見るだけでプレミアリーグのクラブが狙うのも理解できるだろう」
「だが、マンチェスター・Uは難しい立場にある。本人は先発でのプレーを希望しているが、彼らには(ラファエル)ヴァランと(リサンドロ)マルティネスがいる。そして、他にもレギュラーとしてセンターバックを探すクラブは存在する」
「トッテナムはキム・ミンジェを視察しており、センターバックを探している状況だ。リヴァプールも同様である」
「もしマンチェスター・Uが4バックを続けるのであれば、ヴァランとマルティネスがフィットしている状況では難しい。すると、上記の2クラブが優位に立つと予想している。キム・ミンジェは26歳であり、レギュラーとしてのプレー時間が必要だ」
なお同氏はまた、ナポリ側は2025年までとなっている現行契約の更新に動いており、さらに契約解除条項の撤廃を狙っていることを伝えている。今後の動向に注目だ。
