machino miyoshi(C)Getty images

町野修斗は今季11ゴール3アシストを残すも…キール&ボーフムのブンデス2部降格が決定

ブンデスリーガは10日、各地で第33節が行われた。

17位に沈むキール(勝ち点25)は、ホームで4位フライブルク(勝ち点52)と対戦。残留のために勝利が必要なキールでは町野修斗が、チャンピオンズリーグ出場権獲得へ激しいトップ4争い中のフライブルクでは堂安律がそれぞれ先発に名を連ねた。

フライブルクは開始3分、ボックス内で受けた堂安律が相手をかわして鋭いシュートを放つが、わずかに枠外へ。一方のキールは9分、FKのこぼれ球からスクリプスキが際どいシュートを放った。

すると24分、キールが先制する。バー直撃のシュートを許した直後、クリアボールを拾った町野修斗が左サイドを突破。2人をかわしてボックスへパスを送ると、走り込んだローゼンボームがシュートを突き刺した。日本代表FWのアシストから、ホームチームが大きなリードを手にする。なお、町野修斗はこれで4試合連続ゴールに絡んでいる(4ゴール1アシスト)。

失点したフライブルクは、28分にグリフォのシュートがポストに直撃。36分にもCKで 決定機を作ったが、町野修斗のライン上クリアに阻まれた。43分にも堂安律がボックス内で相手をかわしてシュートまで持ち込んだが、GKがファインセーブ。それでも前半アディショナルタイム、ボックス内へのロングスローを相手GKがこぼし、最後はマンザンビが押し込んだ。1-1で前半を折り返す。

後半開始の早い時間帯に発煙筒騒ぎで一時試合が中断となった中、フライブルクは58分に勝ち越し。ボックス内に侵入したグリフォのクロスを、後半途中出場のヘーラーが頭で押し込んだ。アウェイチームが大きなリードを手にする。キールは最後までゴールを目指したが、このまま2-1でフライブルクが勝利を飾った。

また、最下位ボーフム(勝ち点22)は、7位マインツ(勝ち点48)と対戦。入れ替え戦圏内の16位ハイデンハイムと4ポイント差と負けが許されないボーフムだが、三好康児はベンチ外に。一方で4位フィニッシュを目指すマインツでは、全試合先発中の佐野海舟がスタメン入りした。

試合は前半アディショナルタイム、マインツがアミリの直接FKで先制する。さらに54分にもムウェネが追加点を記録したマインツは、73分にブルカートがダメ押し弾。85分に1点を返されたが、後半アディショナルタイムにネーベルが4点目を奪い、4-1で勝利を収めている。

この結果トップ4争いでは、勝利したフライブルクが勝ち点を55まで伸ばして4位キープに成功。快勝したマインツは勝ち点を51まで伸ばし、6位に浮上した。

そして残留争いでは、同時刻にウニオン・ベルリンと対戦した16位ハイデンハイムが3-0で快勝。このため、勝ち点25のままとなったキール、同22のままとなったボーフムの降格が決定している。町野修斗はブンデスリーガ1部初挑戦で11ゴール3アシストと結果を残したが、チームを残留には導けなかった。

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