堂安律も在籍するフランクフルトの元ドイツ代表GKケヴィン・トラップが、リーグ・アンに昇格したパリFCへ移籍する可能性が急浮上している。これに伴い、フランクフルトはブレーメンの正GKミヒャエル・ツェテラーの獲得に動く可能性が高まっているという。
13日付のフランス紙『ル・パリジャン』によれば、パリFCはここ数週間、トラップとの交渉を進めており、すでに合意間近の模様。2015年夏から2018年夏までパリ・サンジェルマンでプレーした35歳のベテラン守護神は、フランスの首都への復帰が現実味を帯びてきた。
同日、ドイツ誌『キッカー』は、フランクフルトがツェテラー獲得を視野に入れていると報道。トラップの移籍が決まれば、22歳のブラジル人GKカウア・サントスが負傷離脱中であることもあり、GK補強は急務となる。そのため、フランクフルトがツェテラー獲得に本腰を入れる可能性が指摘されている。
ブレーメンには、今年5月に契約を延長した21歳の日独ハーフGK長田澪も所属。今月12日の発表でホルスト・シュテッフェン監督は、新シーズンもツェテラーを正守護神として起用する方針を示していた。しかし、トラップがパリFCに渡り、ツェテラーがフランクフルトに加入すれば、長田に思わぬチャンスが巡ってくることになる。
さらに『キッカー』は、ツェテラーが退団した場合、ブレーメンは第3GKマルクス・コルケに加え、新たな控えGKを補強すると予想。15日にはDFBポカール1回戦でアルミニア・ビーレフェルトとの今季初公式戦を迎えるブレーメンだが、“玉突き移籍”が現実となるのか注目される。
