Kepa Arrizabalaga Chelsea 2021-22Getty Images

GK史上最高額で加入も苦しんだケパだが…トゥヘルは期待「お金を誰が気にするんだ?」

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、GKケパ・アリサバラガに期待を込めた。

2018年にGK史上最高額となる7100万ポンド(約102億3000万円:当時)でチェルシーに加入したケパ。しかしプレミアリーグへの適応に苦しんで大きな批判を浴びると、昨季から加わったエドゥアール・メンディにポジションを奪われる形となった。

そんな26歳GKだが、メンディの負傷を受けて19日のプレミアリーグ第5節、トッテナムとのダービーで今季初の先発出場。3-0の無失点での勝利にも貢献していた。続く22日のカラバオ・カップ3回戦、アストン・ヴィラ戦にも先発することが予想されている。

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トゥヘル監督はケパについて、「幸せそうに見える。状況には満足していないかもしれないが、チームでの自分の居場所と役割には満足している」とし、今後のパフォーマンスに期待を込めた。

「誰もができるだけ多くの出場時間を望んでいる。だがGKも含めて24人の選手と契約しているため、全員に同じ時間を与えることはできないんだ。フィールドプレイヤーも同様だが、GKの場合はもっと顕著だね。試合中に交代することはないし、余計に悪く、難しく感じるのかもしれない」

「だが、ケパにはそんな印象はない。オープンな性格で、謙虚でいて、とても良いやつだ。このチームに重要で、トップレベルのプロだ。幸せを感じていると思う。出場時間が増えればよりハッピーかもしれないが、今はチャンスを掴むために戦っている。心配はしてないよ。無理に『良いGKである』ことを証明しなくても、毎日のトレーニングで見ているしね」

「クラブが支払った金額なんて誰が気にするんだ? 今、お金は重要ではない。問題は、彼をGKとして迎え入れられるかどうかだ。お金がかかろうが、そんなことは関係ない。このプレッシャーは彼にのしかからないし、彼のせいじゃない」

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