Keito-Nakamura(C)Getty Images

中村敬斗をスペイン人記者が特集!日本代表での活躍に「三笘や久保のポジションを脅かす」と期待

日本代表MF中村敬斗の活躍について、海外記者が詳しく取り上げた。

今夏、オーストリアのLASKからフランスのスタッド・ランスへステップアップを果たした中村。カタールW杯終了後にはA代表に招集されると、4試合で4ゴールを決める活躍を見せている。

勢いに乗る23歳について、『Atleti, historia de un despertar(アトレティ、覚醒の歴史)』などの著書を執筆しているスペイン人記者 ディエゴ・アルゴタ氏が特集。「元ユース日本代表の中村敬斗が、23歳にしてシニア日本代表の座を脅かしつつある」と切り出し、さらなるブレイクを予想した。

アルゴタ氏は、ユース時代からの軌跡を詳細に取り上げて中村を説明。2017年に行われたU-17ワールドカップで、同選手が4ゴールと結果を残す「この素晴らしい大会のおかげで、現在シニア日本代表の監督を務める森保一監督は、中村がまだ17歳であるにもかかわらず、U-21代表に招集することを決定した」と綴っている。

プロになって以降のキャリアについても触れ、69試合に出場して26ゴール9アシストをマークしたLASK時代の輝きにより「2022年半ば以降、彼の名前は再びチャンピオンズリーグやヨーロッパの5大リーグに出場するチームのリストに載るようになった」と記載。今夏に日本で大きな噂になったリヴァプールへの移籍の噂にも触れ、ビッグクラブへの移籍が実現しなかった理由についても解説した。

「昨年の夏、中村の名前は日本中を賑わせた。オーストリアで絶好調だった彼は、23歳になろうとしており、より力を発揮できるチームへ飛躍するには理想的な時期だった」

「リヴァプールは彼が最も興味を示していたチームであった。クロップは彼に提供できるチームでの役割に魅力を感じていたが、中村はそのオファーを断念した。イングランドのマスコミによれば、アンフィールドからのオファーはオーストリアのチームを誘惑するには十分ではなく、プランも選手を納得させるものではなかったという」

10月シリーズでの日本代表の活動では、中村は13日のカナダ戦で得点。「彼は招集されるたびに出場し、4試合に出場して4ゴールを挙げている。トルコ戦、エルサルバドル戦、カナダ戦でゴールを決めた」と振り返った同氏は、代表での熾烈なポジション争いについても指摘。

「久保建英が日本で最も才能のある選手であることは明らかだろう。また、数字的にもパフォーマンス的にも、現在最も決定的な選手が三笘薫であることも明らかだ」としつつも「日本の2人のスター選手以外にも、スポットライトが当たった」と中村を評価している。

最後に「シーズン開幕から好調を維持して上位をうかがうランスにとって、彼は疑いようのない存在であることが証明されている」と、新天地スタッド・ランスでのプレーぶりを称賛。「中村はまだ、1ゴールと1アシストしか決めていない。サイドからプレー組み立てるも、長所であるミドルシュートと2列目からの飛び出しをまだ活かせていない」と課題を口にしつつ、今後への飛躍を期待した。

「(日本代表では)知名度のある選手たちの影に隠れているが、徐々に自分の道を歩み始めている」

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