「FWD Insurance Chinese New Year Cup 2025」が1日に行われ、世界選抜と香港選抜が対戦した。
1908年より香港で毎年開催されてきた「Chinese New Year Cup」だが、今回は世界選抜として世界各国のレジェンドが集結。ギグス、シルバ、フォルラン、リバウド、アザール、カカ、スコールズ、カフー、ルシオ、アシュリー・コール、GKチェフと超豪華メンバーが先発に入った。またヴィディッチやケーヒル、そして日本代表でも活躍した本田圭佑はベンチスタートとなっている。
試合開始直後からスコールズ、シルバ、フォルランらがスタジアムを沸かす中、5分にはアザールの華麗なワンタッチから最後はシルバが強烈なミドルシュート。一方で香港選抜も5分に決定機を迎えたが、GKチェフが見事なショットストップ。10分付近から香港選抜が猛攻を仕掛けるなど、序盤から攻め合う見応えのあるゲームになる。
世界選抜、香港選抜ともに随所に華のあるプレーを見せて会場を盛り上げる中、26分にカフーのクロスからオウンゴールに繋がったが、オフサイドの判定でノーゴールに。すると31分、見事な速攻から香港選抜が先制に成功する。それでも38分、アザールのヒールパスを受けたギグスがノールックでシュートを流し込み、世界選抜が同点に追いついた。しかし前半アディショナルタイム、香港選抜がまたもカウンターから勝ち越し。前半は香港選抜の2-1で折り返す。
追いかける世界選抜は、前半終了間際に足を痛めたGKチェフらがベンチに下がり、サニャやシセ、ルイス・ガルシア、そして本田圭佑もピッチに立った。それでも50分、香港選抜がワンタッチパスの連続から華麗なループシュートを流し込み、再び世界選抜を突き放した。
追いかける世界選抜は60分、前半のみで下がっていたギグスとフォルランが再登場。ゴールを目指し、本田圭佑もチャンスを作る。65分にはアザールに代わってカカも再登場すると、フォルランがミドルシュートを狙い、その直後にCKからケーヒルがポスト直撃のヘッドを放った。
すると75分、左のギグスのクロスに反応したルイス・ガルシアがヘッドを叩き込み、世界選抜が1点差に詰め寄る。さらにその直後に本田圭佑にもチャンスが訪れたが、シュートは枠の上に外れた。それでも88分、本田圭佑のクロスにシセが頭で合わせ、こぼれ球をルイス・ガルシアが押し込んだ。本田圭佑の活躍もあって追いついた世界選抜は、3-3で試合を終え、勝敗の行方はPK戦に委ねられる。
PK戦先行の世界選抜は、1人目のギグス、2人目のシセ、3人目のルイス・ガルシア、4人目のフォルラン、5人目のカカが成功。すると6人目には本田圭佑が登場し、見事に成功させた。そして香港選抜の6人目をGKデビッド・ジェームズがストップし、世界選抜が勝利を挙げた。
