kawasaki-kobe-2021-09-29(C)Masahiro Ura

首位川崎Fが逆転で上位対決制し5連勝!神戸は大迫・武藤のホットライン再び披露も及ばず

明治安田生命J1リーグ第28節が29日に行われ、首位川崎フロンターレと4位ヴィッセル神戸の上位対決が行われた。

川崎Fは脇坂泰斗、橘田健人、旗手怜央が中盤に並び、前線はマルシーニョ、レアンドロ・ダミアン、家長昭博となった。神戸はアンドレス・イニエスタが先発。大迫勇也、武藤嘉紀もスタメン入りした。

試合は13分に神戸が先制。イニエスタのフィードに大迫が抜け出す。ゴール左でためを作ると、絶妙なタイミングでラストパス。これを武藤が流し込み、前節に続いてまたもホットラインが炸裂した。

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40分にはイニエスタが大迫とのコンビネーションからエリア内に進入。ゴール右から強烈なシュートを放つが、GKチョン・ソンリョンが辛くも体に当てた。

前半を1点ビハインドで終えた川崎Fは後半立ち上がりから攻勢をかける。ゴール前でレアンドロ・ダミアンが受けると、落としを脇坂が狙う。しかし、シュートはゴール左へと外れていく。

それでも52分、マルシーニョがスピードを生かして左サイドを突破。たまらずDF菊池流帆がエリア内で倒してしまい、川崎FがPKを獲得する。これを家長が狙うが、シュートは左ポストに弾かれる。しかし直後、川崎Fが続けて攻めたてると、旗手のクロスが大崎玲央の手に当たり、再びPKに。今度はレアンドロ・ダミアンが正面に蹴り込み、川崎Fが同点に追いつく。

さらに72分、川崎Fが右サイドの高い位置でボールを奪う。山根視来が高速クロスを送ると、トーマス・フェルマーレンのオウンゴールを誘い、川崎Fが逆転に成功する。

川崎Fは知念慶、宮城天、山村和也、車屋紳太郎を投入。一方の神戸もボージャン・クルキッチ、リンコンを入れて勝負に出る。すると次のゴールも川崎F。85分、ゴール右深くをスルーパスに抜け出した旗手が取るとヒールで落とす。これを家長が受けるとボールを動かしてから強烈な左足を振り抜き、ボールはゴール左に突き刺さる。

試合はそのまま川崎Fが3-1と勝利を収め、リーグ戦5連勝を達成。一方の神戸は連勝が2でストップしている。

■試合結果
川崎フロンターレ 3-1 ヴィッセル神戸
■得点者
川崎F:レアンドロ・ダミアン(56分)、オウンゴール(72分)、家長昭博(85分)
神戸:武藤嘉紀(13分)

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