明治安田J1リーグは5日に第33節が行われ、柏レイソルと横浜F・マリノスが対戦した。
直近のリーグ戦で5試合勝利から遠ざかり(2分け3敗)、勝ち点35で17位に沈む柏。前節終了時点で降格圏の18位ジュビロ磐田が3ポイント差に迫る中、6試合ぶりの勝利を目指す一戦に臨んだ。一方の横浜FMは、リーグ戦3連敗中で11位に転落。柏との差は「6」と、敗れれば残留争いに巻き込まれる可能性もある状況で、負けられない試合に挑んでいる。
試合は早々に動く。10分、柏はピッチ中央でボールを奪って速攻を発動すると、最後はマテウス・サヴィオがニアサイドを撃ち抜いた。ホームチームが大きな先制点を奪う。そのままリードして前半を折り返すと、後半開始直後もマテウス・サヴィオや細谷真大がチャンスを迎える。55分には右サイドフリーで受けた関根大輝がゴール前にクロスを流し込んだものの、細谷真大は合わせきれず、決定機を活かせなかった。
一方で後半頭から榊原彗悟を下げてヤン・マテウスを投入した横浜FMは、ボールは支配するもののゴールが遠い。56分には植中朝日のシュートがGKの正面に飛んだ。62分にはエウベルと小池龍太を下げ、天野純と渡邊泰基を投入。状況の打開を図る。
柏は68分、ヤン・マテウスのラストパスを受けた細谷真大がGKとの一対一を迎えたが、GKポープ・ウィリアムのファインセーブに阻まれる。71分にはマテウス・サヴィオのCKでチャンスを作るなど押し気味に試合を進めるが、追加点が遠い。横浜FMも82分、天野純のヘッドがギリギリで阻まれるなど、同点弾を奪えない時間が続いた。
結局試合はこのまま終了。柏はリーグ戦6試合ぶりの勝利を挙げ、勝ち点を38まで伸ばすことに成功。翌日に試合を控える降格圏の18位ジュビロ磐田との差を暫定で「6」まで広げた。一方の横浜FMは、リーグ戦4連敗となっている。
