kashima Leo Ceara(C)Getty images

鹿島アントラーズ、9年ぶり9度目のJ1優勝!レオ・セアラが最終節圧巻の2発で通算21冠目…エースは21ゴールで得点王に輝く

明治安田J1リーグは6日に2025シーズンの最終節が行われ、鹿島アントラーズは横浜F・マリノスと対戦した。

前節までに勝ち点を73まで積み上げ、2位・柏レイソルと1ポイント差の首位に立つ鹿島。9年ぶり9度目のリーグ制覇に王手をかけた中で、本拠地メルカリスタジアムでの最終節を迎えた。優勝をかけた大一番の相手は、名門・横浜FM。今季は一時降格圏にも沈んだものの、直近4試合はいずれも3ゴール以上奪っての4連勝と絶好調のチーム相手の大一番に挑んでいる。

大歓声を浴びる鹿島は立ち上がりから積極的に仕掛けていき、知念慶や荒木遼太郎、濃野公人やレオ・セアラらがチャンスを作っていく。しかし、ソリッドなブロックを作る横浜FM守備陣をなかなか攻略できない時間が続いた。

それでも20分、優勝に向けて大きな先制ゴールを奪う。ショートカウンターから右サイドを突破した松村優太が折り返すと、荒木遼太郎のシュートはミートしなかったが、こぼれ球を粘ってオーバーヘッドでラストパス。これをレオ・セアラが叩き込んだ。エースの今季20ゴール目で、ホームチームがリードを手にした。

勢いに乗る鹿島は、38分にもFKから知念慶がヘッドを流し込んでネットを揺らす。しかし、主審の判定はオフサイド。VARオンリーレビューでも判定は覆らず、追加点のチャンスを逃す。それでも主導権は渡さず、1点リードで前半を折り返した。

前半は横浜FMにシュートを1本も許さなかった鹿島は、後半序盤も勢いを緩めない。すると57分、エースがまたもネットを揺らす。再び敵陣でボールを奪うと、松村優太がボックス右深い位置からクロスを送る。最後はレオ・セアラがヘッドを叩き込んだ。非常に大きな追加点を奪うことに成功する。

その後も主導権を渡さない鹿島は、交代枠をうまく使いながら試合をコントロールする。しかし後半アディショナルタイム、天野純の冷静なループシュートで失点。1点差まで詰め寄られた。それでもリードを守りきり、2-1で勝利を飾った。

この結果、今季リーグ戦23勝目で勝ち点を76まで伸ばした鹿島が2025シーズンのJ1リーグ王者に。9年ぶり9度目の優勝を達成した。通算21個目のタイトルを勝ち取っている。またレオ・セアラは、今季21ゴールで得点王に輝いた。

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