シャルケは14日、GKロリス・カリウスの完全移籍加入を発表した。契約期間は2025年6月30日までで、今シーズン終了までの半年契約となっている。
現在31歳のカリウスは、マンチェスター・シティのアカデミーでキャリアをスタート。2011年夏に母国ドイツのマインツへ移籍して頭角を現すと、その後2016年夏にリヴァプールへ加入し、公式戦通算49試合に出場した。しかしブラジル代表GKアリソンの加入により定位置を失い、2018年以降はベシクタシュやウニオン・ベルリンなどレンタル移籍を繰り返すことに。2022年夏には契約満了でリヴァプールを退団すると、ニューカッスルへフリーで加入。2022-23シーズンのカラバオカップ決勝ではゴールマウスを託されたが、2年間で公式戦の出場は2試合のみにとどまっていた。
そして昨季限りでニューカッスルを退団、フリーの状況が続いていたカリウスだが、新天地はブンデスリーガ2部に決まった。現在シャルケでは、長年守護神を務めてきた36歳のラルフ・フェールマンがひざの前十字じん帯断裂で今季未だ出場できず、40歳のベテランGKミヒャエル・ランガーもひざの負傷により長期離脱を余儀なくされている。そうした状況から、31歳GKと半年間の契約を結ぶことになった。
カリウスはクラブ公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。
「シャルケの経営陣、コーチングスタッフとは非常にポジティブな話し合いができた。このチームでのトレーニングが今から待ちきれないよ。シャルケは情熱的なファンがいるビッグクラブだ。かつて対戦相手としてフェルティンス・アレナでプレーした時から常にそう感じていた」


