ブライトンの日本代表MF三笘薫に対し、地元メディア記者はセットプレーでの役割を期待しているようだ。
昨季はロベルト・デ・ゼルビ監督の下でチームの中心となり、公式戦41試合で10ゴール8アシストをマークした三笘。FAカップ準決勝進出やクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得の立役者の1人となったが、新シーズンへ向けてすでにプレシーズンをスタートしている。そして22日に行われたプレミアリーグ・サマーシリーズ、チェルシーとの試合(3-4)に先発すると、13分にはCKの流れからヘディングでアシストを記録していた。
そんな26歳のウインガーに対し、地元メディアの記者はセットプレー時での働きも期待しているようだ。『The Argus』のブライアン・オーウェン氏は、「サマーシリーズ開幕戦でわかったブライトンのキーポイント」をピックアップ。その中の1つとして「セットプレーでのゴール」を挙げ、ショートCKからファーに飛び込んだ三笘が頭で折り返し、ダニー・ウェルベックがネットを揺らした先制点のシーンを取り上げている。
「昨季には見慣れなかった光景が2つあった。そしてその1つがセットプレーからのゴール。昨季からその状況を最大限活かそうと奮闘してきたが、(チェルシー戦での)先制点のシーンは彼らが様々なアイディアを検討してきたことを示唆している」
「センターバックやウェルベックが空中戦のターゲットになるのは明らかだが、今回のように三笘薫を探すのも理にかなっているかもしれない。この日本代表ウインガーは空中戦が得意であり、そして相手の中で最も背の高いDFにマークされることもあまりないだろう」
また、新加入マフムド・ダフードの「パスレンジ」も武器になると分析。ブライトンのショートパス主体のスタイルにプラスする形で、「ダフードは特に効果的であることを示した。より長距離で角度のあるパスを意識し、ピンポイントで蹴っている。これは三笘薫やソリー・マーチ、ペルヴィス・エストゥピニャンらワイドに開く選手にとって便利な武器になる」と綴った。その他、ゴールを挙げた新加入FWジョアン・ペドロ、サイドバックに中盤の選手を起用する方法などが印象的だったと指摘している。
なおブライトンはこの後、26日にはサマーシリーズの第2戦でブレントフォードと対戦する。




