kane-tottenham-202106130830(C)Getty Images

ケイン、トッテナム退団の意思固めるも実現は困難か…英紙分析「会長との争いに直面する」

トッテナムFWハリー・ケインの去就について、イギリス『テレグラフ』が分析している。

トッテナムのエースとして長年活躍してきたケインだが、かねてからビッグタイトル獲得が目標であることを公言してきた。そして2020-21シーズン終了後、トッテナムからの退団を示唆。現在はEURO(ユーロ)2020にイングランド代表として参加しているが、その去就は世界中で注目を集めている。

『テレグラフ』によると、ケインはEURO前に伝えた退団の意思が変わらず、大会終了後にダニエル・レヴィ会長へ直接伝えるようだ。しかし、退団には様々な障害があると同メディアは指摘している。

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ケイン側は「レヴィ会長との間に退団を認める紳士協定がある」と考えているものの、「それが認められる可能性は低い」模様。レヴィ会長は「ヌーノ新監督やファビオ・パラティチSDがケインの売却益でチーム全体を再構築すると伝えない限り、少なくとももう1年キープする」つもりのようだ。

同メディアによると、レヴィ会長はケインを1億5000万ポンド(約230億円)と評価。獲得を狙うマンチェスター・シティは、1億ポンド(約154億円)まで支払う意思があるようだ。また、ラヒーム・スターリングやアイメリク・ラポルテらを含むトレード可能選手のリストを提出しているという。しかし、スターリングはトレード要因として使われることを望まず、トッテナム側もイングランド代表FWの給与を支払う余裕がないようだ。

そして「(トッテナムがケイン売却益でチームを再構築する)可能性は低い。つまり、ケインが今夏中に退団する決意を変えないままであれば、争いに直面することになる」と指摘。ケインがトランスファーリクエストやプレシーズン帯同拒否などするかまではわからないが、退団は非常に難しいだろうと分析した。

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