イングランド代表キャプテンのFWハリー・ケインは、厳しい批判が相次ぐガレス・サウスゲート監督を擁護している。
EURO2024の優勝候補の一角として、大きな期待を集めていたイングランド。開幕戦はセルビア相手に1-0と勝利を収めたが、何度もピンチを招いたことや選手起用に関して批判が集中することに。そうして迎えたデンマークとの一戦だが初戦と同じメンバーで臨むと、1-1の引き分けに終わっていた。2試合連続で低調なパフォーマンスに終止したことを受け、現地メディアやOB、解説者から批判が集中している。
2016年にイングランド代表指揮官に就任したサウスゲート監督は、2018年ワールドカップでは準決勝進出、前回大会EUROでは決勝進出に導いていた。しかし、その起用法や戦術から「選手のポテンシャルを引き出せていない」と何度も指摘されてきた。
それでも、代表キャプテンは指揮官への信頼を強調している。スロベニア戦へ向けた会見で、以下のように語った。
「ガレスがこの国とチームのためにしてくれたことは、どれだけ褒めても足りないくらいだ。代表チームの過去と現在はまったく違う。彼は細部にまで考えをめぐらし、全員が試合前に何をすべきかわかっている状況を作ってくれる。自分たちらしくいるために自由を与えてくれるんだ」
「イングランド代表監督というのは本当に難しい仕事だと思う。彼を批判する人は必ずいるだろうが、実績がすべてを物語っている。だが全員と同じように、彼は次のステップ、優勝する決意をしているんだ。彼は国にとって最善のことを考え、チームにとって最善の決断を下すだろう。僕が言えるのは、選手と同じように彼を応援し、サポートしてほしいというだけだ」
またケインは、「『これからどうするんだ?』という緊急会議はなかったよ」とも語っている。
2試合で勝ち点4を獲得し、グループCで首位に立っているイングランド。25日の最終節では、スロベニアと対戦する。
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