フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、今夏プレシーズン最後のテストマッチでボランチの位置でスタート。オリヴァー・グラスナー監督は公式戦でも同ポジションでの起用を考えるのだろうか。
フランクフルト率いるグラスナー監督は先日、鎌田を中盤で起用する考えを示唆。その位置で試す予定だったアヤックスとのテストマッチは相手チーム内で新型コロナウイルス陽性者が発生したため中止となったが、27日の4部アストリア・ワルドルフとのテストマッチで鎌田とMFジブリル・ソウにダブルボランチを組ませる機会が訪れた。
この試合では鎌田やソウのほか、フィリップ・コスティッチ(左ウイング)やDFトゥタ(3バックの中央)、FWラファエル・ボレらと主に昨季ヨーロッパリーグ優勝メンバーで、現時点レギュラと見られる選手たちがハーフタイムまでプレー。GKケヴィン・トラップは風邪、DFエヴァン・ヌディカ(3バックの左CB)は練習で打撲を受けたため欠場したものの、新加入のMFマリオ・ゲッツェやDFフルヴォイェ・スモルチッチは先発している。
そんな中、鎌田は広い視野を持ちながら落ち着いたパスワークでプレーを組み立てるなどボランチ適性を披露。インサイドハーフに近い位置に移動しチャンスの起点をつくるなど攻撃面でも存在感を示した。結局、イェスパー・リンドストロム(1分)やコスティッチ(11分)、ボレ(23分)が決めた前半の3ゴールには直接絡まなかったものの、特に攻守の切り替えの場面で何度か見せ場をつくっていた。
ハーフタイムにメンバーが総入れ替えとなったフランクフルトは、後半開始から長谷部誠が3バックの中央として出場。終盤にMFクリスティアン・ヤキッチ、そして新加入のFWルーカス・アラリオが得点を挙げ、最終スコアは5-0に。4部相手とはいえ、来月1日に臨むDFBポカール1回戦の2部マクデブルク戦に向けて弾みをつける勝利となった。
なおグラスナー監督は試合後、「今日のパフォーマンスには非常に満足している。もちろんもっと上手くやれるところもあったが、最初の30分間はとても優れたプレーを見せ、試合をコントロールし、美しいゴールを奪った」とコメント。新ポジションの鎌田については特に言及しなかったが、マクデブルク戦での起用法に注目したいところだ。


