フランクフルトは、またもライバルクラブから中心選手の引き抜きを狙っているのだろうか。ドイツ紙『ビルト』のフランクフルト番記者によると、マインツ所属の日本代表MF佐野海舟が、クラブのターゲットリストに名を連ねているという。
今夏にはフライブルクから日本代表MF堂安律、マインツからドイツ代表FWヨナタン・ブルカルトを獲得したフランクフルト。来夏は中盤の補強として、以前からブレントフォードとの契約満了を迎えるMFヴィタリー・ヤネルトの獲得に動く可能性が報じられていた。一方で、マインツの佐野も「ターゲットリストの上位に位置している」と伝えられている。
『ビルト』によれば、佐野は来夏のステップアップが濃厚とみられている。ただし、マインツとは2028年まで契約を結んでおり、クラブは2500万ユーロ(約44億8000万円)以上の移籍金を要求する構えだという。フランクフルトにとっては、MFヒューゴ・ラーションが高額の移籍金を残してクラブを去った場合にのみ、獲得が実現し得るとも報じられている。
マインツは、ドイツ代表の25歳FWブルカルトを移籍金2100万ユーロ+ボーナスと、比較的低い金額で手放している。ブルカルトのように生え抜きとしてのマインツとの長い関係がなく、フランクフルトへの特別な愛着も知られていない佐野の場合、同様に安価での移籍を容認する可能性は低いかもしれない。
