11月13日と14日に昌寧スポーツパーク公設運動場で2021年のスペシャル・オリンピックKリーグユニファイドカップが開催された。
発達障害をもつ6人の選手とパートナーの5選手がペアとなり、前後半30分で11対11の試合。Kリーグとスペシャル・オリンピック・コリア(SOK)が開催したトーナメントで、江原FC、仁川ユナイテッド、ソウルイーランドFC、水原FC、大田ハナシチズンFC、慶南FC、釜山アイパークFC、済州ユナイテッドFCの8つのKリーグチームの選手が参加した。
最終的な勝者はKリーグアウォーズに招待。オールスターのチャリティマッチは12月に開催予定で、優れたパフォーマンスを見せた選手がメンバーに選ばれることになる。
Kリーグのクラブは、地元のSOKサッカーチームとの合同チームを作成。発達障害をもつ選手10名とパートナーの選手10名、コーチスタッフ5名を含む合計25名が登録した。コーチとなったスタッフも全員がKリーグのクラブ出身者となった。
(C)K League合同チームを形成することはスペシャル・オリンピックの主要目的の一つ。障がいに関係なく、すべてのアスリートが互いに助け合い、共にスポーツをすることで信頼と相互理解を深める運動だ。現在では、200万人以上のアスリートがこのような世界的な社会運動に参加している。
Kリーグは、サッカーを通じて発達障害に対する社会的意識を高め、発達障害が社会にしっかりと受け入れられるための支援に力を入れている。障がいをもつ人々と障がいのない人が共に関わり合うコミュニティを開発することが目的だ。
Kリーグがこのような取り組みを開始してから既に数年が経っている。2017年にはスポーツ交流プログラムの一環として、仁川ユナイテッドFCがエヴァートンの障がい者チームを招待し、親善試合を開催。ソウルイーランドは2018年と2019年にSOKチームに公式サッカーユニフォームを提供した。
Kリーグは社会的責任を果たすために、すべてのKリーグクラブがこのような取り組みに参加する計画を推進している。そのほかにも、サッカーを通じてより多くの人々とコミュニケーションを図り、地域社会の発展に貢献するための継続的な取り組みを続けているのだ。
