Ulsan(C)K League

Kリーグ4チームは母国開催のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝に進むことが出来るのか?

Kリーグに所属する蔚山現代(蔚山)、全北現代モータース(全北)、浦項スティーラーズ(浦項)、大邱FC(大邱)の4チームは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージを勝ち抜き、ラウンド16に進出を果たした。

Kリーグから出場した全4チームがラウンド16に進出するのは、6年ぶりとなった。ファーストレグは9月14,15日に開催する。蔚山はJリーグの川崎フロンターレと、全北はタイのBGパトゥム・ユナイテッドとそれぞれホームで激突。一方で浦項と大邱は日本へと飛び、それぞれセレッソ大阪、名古屋グランパスとの対戦を控えている。

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Jeonbuk(C)K League

そんな中、Kリーグのチームにとっては朗報が届いた。10月14日~17日まで開催されるACL準々決勝と準決勝の開催地が、韓国に決定したのだ。ACLラウンド16に全チームが進出したこと、東アジア諸国の中で新型コロナウイルスの影響が比較的受けていないことが理由となった。またKリーグが実施するコロナ対策プロトコルの成功も要因と伝えられている。

Pohang(C)K League

これはKリーグのチームにとって、さらなるモチベーションになることは間違いない。ACLを「Kリーグの祭典」とするため、全チームの準々決勝進出を夢見ているだろう。実際、11年前にこの夢は実現している。その時は、城南FC(城南)、水原三星ブルーウィングス(水原)、全北、浦項が8強入りを果たした。そして城南が、イランのゾブ・アハン・エスファハーンFCを下して頂点に立っている。

ホームアドバンテージが重要な短期決戦であるため、Kリーグのチームは長距離移動から解放される他、国内ファンへより多くのエンターテイメントを提供できるのだ。そのために、彼らはJリーグ勢と良い戦いを見せなければならない。パトゥム・ユナイテッドと戦う全北は有利かもしれないが、Jリーグ勢との対戦になると話は違う。

Daegu(C)K League

今シーズンのグループリーグでは、Kリーグ勢はJリーグ勢に対して1勝2分け3敗と苦戦を強いられた。オリンピックの影響で代表チームに招集された選手を欠いたとはいえ、最高のパフォーマンスを発揮できなかったことは確かだ。だが状況は変わっており、結果もそうなるかもしれない。過去10年間の統計によると、Kリーグ勢はJリーグ勢に対して41勝20分け35敗と、勝ち越しているのも事実なのだ。

ラウンド16で彼らがどんな戦いを見せるのか、そして母国開催の準々決勝に全チームが進めるのか。その期待はますます膨らんでいる。

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