元イタリア代表GKディーノ・ゾフ氏がイタリア紙『トゥットスポルト』のインタビューに応じ、古巣ユヴェントスに見解を示した。
1982年ワールドカップ覇者であり、ユヴェントスで6度のスクデット獲得など数々のタイトルを獲得したゾフ氏。現在82歳を迎えた元GKが、チアゴ・モッタ監督率いる新生ユヴェントスについて語った。
「チアゴ・モッタの仕事は、すでにプレー展開の仕方において十分明らかになってきているが、まだ100%の状態には見えない。今後数週間の間に、プレーに関して成長していくことを期待している」
「まだ断片的な感覚だが、正直言って非常にポジティブに感じている。もちろん前節のローマ戦(0-0)では結果を持ち帰るための輝きがやや足りなかった。しかし、ユーヴェが表現しているシンプルさが印象に残った。それは最初の2試合で簡単に結果を出せたという意味ではない。肩の力がほぼ抜けていて、自然に2勝できたという点でシンプルだった」
続いてゾフ氏は、シーズン開幕直後に新生ユーヴェの主役となった19歳MFケナン・ユルディズら若手選手に言及した。
「ユルディズと他の若手は有望であることを示しているが、それが何より重要だ。若手を起用したことを褒めちぎる人が多いが、実際、平均を上回るクオリティがある場合に限ってピッチに立たせることに意味がある。しかし、ユーヴェの育成組織出身の選手たちはしっかりしているね。クラブの育成部門やスカウティングにおける近年のクラブの素晴らしい成果を認めるべきだ」
最後に元イタリア代表GKは、今シーズンのスクデット争いを予想した。
「間違いなくインテルを他のチームの上に置きたい。インテルのメンバーはイタリア最強だ。しかしスクデット争いは、他のチームにもチャンスがある。例えばミランやナポリだ。この2チームは新たなプロジェクトを開始し、スタートでミスもあったが、安定して上位につけるための時間は十分ある。そして当然だが、ユーヴェにも期待している」


