チアゴ・モッタ監督率いるユヴェントスについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のポッドキャスト番組でイタリア人ジャーナリストらが見解を示した。
イタリア紙の番組では、「ユヴェントスにおける重要な選手……彼がいないと獲得ポイントの平均は崩れ落ちる」との見出しで、モッタ監督のチームについて特集。「ユヴェントスのトップチームには、重要な選手が1人いる。彼が先発した直近の5試合で、ユヴェントスが5連勝したのは偶然ではない」などと紹介し、サムエレ・マンダロ記者とニコラス・カリーリャ記者が分析した。
マンダロ記者は、「彼が先発すると、ユヴェントスの平均獲得ポイントは『1.6』から『2.2』に変わる」と指摘。「彼がいれば得点も『1.2ゴール』から『2.1ゴール』に上がる。つまり彼がピッチにいる時、1試合でほぼ1ゴール増えるんだ」と説明した。
そしてカリーリャ記者は「ケフラン（テュラム）？」と訪ねたが、マンダロ記者が“ユヴェントスにおける重要な選手”の名前を明かした。
「それは（ティモシー）ウェアのことだ。中盤のサイドでプレーしていた時はゴールを挙げていたが、サイドバックでプレーしている現在こそ、本物の違いを作り出している。彼がかなり攻撃参加しているからだろう。（ニコロ）サヴォーナは、シーズンを通してこれほど攻撃的にプレーしたことはなかった。ウェアのおかげで、ユヴェントスの攻撃陣はよりゴールに近い位置でプレーでき、クロスの数も多くなる。ウェアがサイドバックとしてプレーした時は、サヴォーナと比較すると、ペナルティエリア内でのボールタッチ数が倍になるんだ」
するとカリーリャ記者は、「彼はリールでサイドバックを務めたので守備力があるが、元は1トップの選手だからね。だからあのレベルの脅威となれるのだろう」と結論付けている。