フィオレンティーナ時代にセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチを指導したジュゼッペ・ヤキーニ氏が、11日付のイタリア紙『トゥット・スポルト』のインタビューで教え子を擁護した。
フィオレンティーナで2021年にセリエA年間最多となる33ゴールをマークし、前年のクリスティアーノ・ロナウドの記録に肩を並べる快挙を達成したヴラホヴィッチ。だが翌年1月にユヴェントスへ移籍して以降、フィレンツェで見せた輝きを取り戻せずにいる。そんなセルビア代表の23歳に恩師のヤキーニ氏がエールを送った。
「ドゥシャンを救えって? 彼なら自らを助け、ユヴェントスのサポートの下で再出発できるはずだから見ていて欲しい。彼は強い青年だ。難しいシーズンではあるが、きっとここから抜け出せるはずだ」
「ゴール数が少ないからと、彼に対する批判を多く目にしているが、FWなら誰もがこうした時期を経験するものだ。得点数によって実力が推し量られてしまうポジションだが、パフォーマンス自体も重要だ。直近のドゥシャンのプレーを見ていると、私の目には復調しているように映る」
■他の番号とは異なる9番の重み
フィオレンティーナ時代の恩師は、ヴラホヴィッチのコンディションが上がり次第、かつてのような活躍を見せることができるはずだと信じている。
「ケガの影響で継続的にトレーニングができなかったことは、彼のような重要なフィジカルを持つ選手にとってハンデとなる。それからワールドカップ(W杯)もあった。ヴラホヴィッチはフィレンツェにいた頃も、トップコンディションを取り戻すのに時間がかかっていた。だが私の信頼を感じていたはずだし、彼自身も大きな自信を持っていた。常に学ぼうとし、練習も最後まで残っていたほどだよ」
「非常に若かったにもかかわらず、コンディションを取り戻したらすぐさまその才能を発揮した。だが最大限のパフォーマンスを示すには、誰にでも共通することだがコンディションが整っていなければならない。さもなければ、ダメな分身がピッチに立っているようなものだ」
「(チーロ)インモービレだって長らくセリエA得点王を競ってきたが、今シーズンはフィジカルトラブルによりゴールが少ない。だが5分もあれば、再びゴールを挙げて調子を取り戻せる可能性だってある」
「背番号9番を選んだ選手は、他の選手たちとは異なる。長らくゴールを決めなければ、みんなの注目を集めてしまうからね。だがチーロやドゥシャンのような選手たちの実力に疑問符をつけることなんて、私にはできないよ」


