Sarri Ronaldo Juventus UdineseGetty Images

「若いC・ロナウドに指導できず残念。あのユーヴェは…」2年前にスクデット獲得のサッリが告白

ラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリが、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ユヴェントス時代に指導したFWクリスティアーノ・ロナウドなどに言及した。

ラツィオで2年目のシーズン開幕を迎えようとしているサッリは、過去にナポリやエンポリで3シーズンにわたって指導。近年はユヴェントスやチェルシーで1シーズン指揮官を務めた。ラツィオ指揮官は過去を振り返りつつ、近年は時代の変化を感じていることを明かした。

「ナポリでの最後のシーズン、チームは私が頭に思い描いていたようなカルチョをプレーしていた。エンポリにおいても、選手たちは私が求めていたものを与えてくれた。だがチェルシーやユヴェントスにおいては時間が短く、チームへ大きな影響力を与えることはできなかった。それに現在は以前よりも難しくなったように思う。時が経つにつれて、個人主義が尊重されるようになったのは、カルチョにおいてだけではないだろう。世代的な変化と言える。好きではなくても適応を余儀なくされるものだ。私自身も少し適応して変わったように思う」

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サッリが指揮官を務めていた2019-20シーズンを最後に、スクデットから遠ざかるユヴェントス。現ラツィオ指揮官は、C・ロナウドを擁した当時のチームについて、自身の見解を示した。

「あの時のユーヴェは、サイクルの終わりを迎えていた。私もすぐに気づいたよ。C・ロナウドは、若い時に指導できなかったことが残念だ。私が出会った時の彼は、すでにサッカーを通じて名声を獲得し、世界レベルで象徴的な選手となった後だった」

「彼がチームに適応するのではなく、チームが彼に適応しなければならなかった。C・ロナウドは私の指揮下でリーグ戦33ゴール、カップ戦で4ゴールを記録した。それほどの成績を残しているカンピオーネ(王者)に対して、方向転換を納得してもらうのは決して簡単ではない」

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