juventus-sampdoria-bonucci(C)Getty Images

吉田麻也の得点も及ばず、ユヴェントスが今季初の連勝!しかしディバラ&モラタが負傷交代に…

セリエAは26日に第6節が行われ、ユヴェントスとサンプドリアが対戦した。

60年ぶりにリーグ開幕4試合で勝利を逃していた(2分け2敗)が、前節ようやく初勝利を手にしたユヴェントス。今季初の連勝を狙う一戦で、アッレグリ監督は不安定なパフォーマンスが続いていた守護神シュチェスニーをベンチに置き、代わりにペリンを起用した。一方のサンプドリアでは、吉田麻也が6試合連続の先発入り。最前線は、38歳クアリアレッラと34歳カプートが2トップを組んでいる。

開始3分、ディバラがボックス内で倒れるが、PKの笛はなし。それでもホームのユヴェントスがアグレッシブな姿勢を見せる。一方のサンプドリアも前からプレスを仕掛け、チームの重心を前に置く。

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そんな中で10分、ユヴェントスが先制点を奪う。ロカテッリの大きな展開からクロスを送るが、一度は弾かれる。それでも跳ね返ったボールを拾い、最後はディバラがコースを突いた鋭いボレーシュートを突き刺した。幸先よくホームチームが先手を取る。

ユヴェントスはその後も手数をかけない攻撃でチャンスを作り、キエーザやモラタが決定機を迎える。劣勢のサンプドリアは19分にカプートがミドルシュートを狙ったが、枠の上へ外れた。すると21分、アームバンドを巻いて先制点を決めていたディバラが交代に。涙を流しながらベンチへと下がっている。クルゼフスキが代わりに投入された。

すると41分、キエーザのシュートがムッルの腕に当たったとして、ユヴェントスがPKを獲得。これをボヌッチが沈め、ユヴェントスが2点をリードする。しかし44分、ショートCKからカンドレーヴァの鋭いクロスに飛び込んだのは吉田。ボヌッチに競り勝って、頭でネットを揺らしている。日本代表DFの得点で1点差となり、前半を折り返す。

1点返されて後半を迎えたユヴェントスだったが、57分に再び突き放す。ボックス内で一度はカットされたが、サンプドリアが繋ごうとしたパスをクルゼフスキがそのままカット。最後はロカテッリが押し込んだ。良い時間帯で再び2点差とする。

突き放されたサンプドリアは、59分にダムズゴー、A・シウヴァ、アウジェッロと一挙3枚を投入。得点を奪いに行く。しかし、キエッリーニも投入して3バックに変更したユヴェントス守備陣を崩せず、苦しい状況が続く。

守備に重心を置くユヴェントスだが、81分にモラタがカウンターからシュートを放つ。しかしこのプレーで足を痛め、自ら交代を要求。直後にベンチへと下がっている。すると83分、陣内でボールを失ってショートカウンターを許すと、最後はカンドレーヴァにゴールを奪われた。終盤に再び1点差となる。

重心を下げた中でも不安定さが目立つユヴェントスだが、なんとか相手の攻撃をしのぎきり、3-2で勝利を収めた。

この結果、ユヴェントスは今季セリエA初の連勝を達成した。しかし、ディバラとモラタの2トップが負傷で交代を強いられるなど、29日のチャンピオンズリーグ・チェルシー戦へ不安が広がっている。一方のサンプドリアは、前節ナポリ戦(0-4)に続き複数失点での敗戦となっている。

■試合結果
ユヴェントス 3-2 サンプドリア

■得点者
ユヴェントス:ディバラ(10分)、ボヌッチ(43分)、ロカテッリ(57分)
サンプドリア:吉田麻也(44分)、カンドレーヴァ(83分)

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