ユヴェントスは、サッスオーロのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリの争奪戦に参入し、選手の代理人と面会するようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。
近年サッスオーロで大きな成長を遂げ、昨年のEURO(ユーロ)2020ではイタリア代表メンバーにサプライズ選出されたラスパドーリ。そんなサッスオーロ生え抜きの22歳を巡って争奪戦が繰り広げられている。
今夏のステップアップを目指すラスパドーリは、先日ナポリとの個人合意が伝えられたばかり。ルチアーノ・スパレッティのクラブは所属先のサッスオーロに対し、移籍金3000万ユーロ(約41億円)のオファーを口頭で提示したことが報じられ、FWドリース・メルテンスの後釜となるイタリア代表FWの獲得へ向けて前進したかに見えていた。
そんな矢先、これまでMFアンヘル・ディ・マリアやMFポール・ポグバ、DFグレイソン・ブレーメルらの獲得を進める一方、ラスパドーリに対して消極的だったユヴェントスだが、ようやく本腰を入れ始めたようだ。ラスパドーリは、センターフォワードやウィンガーのどちらのポジションもこなすことができ、ユヴェントスが求める特徴を持つ上、サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOも以前、22歳FWがパウロ・ディバラの後継者としても理想的であると指摘している。
『スカイスポーツ』によると、ユヴェントスは争奪戦での逆転を目指し、選手の代理人との面会を予約。同時に移籍金4000万ユーロ(約54億円)を求めるサッスオーロとも接触を開始したようだ。
またカルネヴァーリCEOは『イル・ジョルナーレ』のインタビューにおいて、2クラブからの関心を認めつつ、短期間での決着を望んでいることを明かした。
「ジャコモには、ナポリとユヴェントスが熱視線を送っている。移籍期間はまだ長いが、リーグ戦に集中するためにも、交渉は数日間で終えたいというのが我々の考えとしてある」