ユヴェントスとMFポール・ポグバの契約解除が目前に迫っていると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が14日、伝えている。
ドーピング問題で出場停止期間が大幅に短縮し、来年3月に復帰する見通しとなった元フランス代表MFのポグバ。契約上は2026年6月末までユヴェントスの選手となっており、出場停止後も労働協約上の最低賃金となる月2000ユーロ(約33万円)程度の報酬を受け取っていた。
だがイタリア紙は、ユヴェントスとポグバが代表ウィークの終了時までに契約解除で合意に至る見込みであると報じている。ユーヴェはすでに今夏、後継者となるケフラン・テュラムを確保しており、「チアゴ・モッタが決意をもってテュラムの馬力を頼る一方、クラブとポグバの弁護士らは、“離婚”の細部の詰めを行っている」と伝えた。
また、ポグバが「ユヴェントスでプレーするために年俸をあきらめる準備はある」と意向を示したのに対し、ユーヴェ幹部のクリスティアーノ・ジュントリ氏は「中盤に重要な投資をした。トップチームに居場所はない」と語ったことに言及。「ポールはドアを叩いたが、クラブは門戸を開かなかった」と現状を説明した。
同紙は、続いて、ユーヴェが2022年に結んだ年俸800万ユーロ(約13億円)の+ボーナス200万ユーロ(約3.3億円)の契約の解除により「どれほど節約できるのか?」に注目。「総額3000万ユーロ(約50億円)ほどの削減になる」と見積もった。
さらにポグバの今後については「米国で再出発する運命のようだ」と指摘。「かつてはクリスティアーノ・ロナウドの住居でもあったポールのトリノの邸宅は、ニコ・ゴンサレスが利用している。ピッチでは、真のポグバの後継者であるケフラン・テュラムがいる」とつづり、もはやトリノに居場所がないことを伝えた。


