ユヴェントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバの治療法の方針を巡り、イタリア紙『トゥット・スポルト』のグイド・ヴァチャーゴ編集長が見解を示した。
今夏、マンチェスター・ユナイテッドから6年ぶりにユヴェントスへと復帰したポグバ。だが加入直後に参加した米国でのプレシーズン中に右ひざを負傷し、離脱を余儀なくされた。すでに7月24日には、著名な執刀医もいる米国で半月板の手術を勧められていたポグバ。だがヨーロッパでの診察を希望し、保存療法を選択した。
ところが治療による大きな効果は得られず、ピッチに戻った際に痛みを訴えることに。手術を打診されてから43日が経過した今月5日になり、急きょ損傷した半月板の一部を取り除く手術へと切り替えている。復帰までに8週間を要することが予想されており、順調に進めばカタール・ワールドカップ(W杯)直前のリーグ戦1~2試合に出場する可能性もあるが、同大会を欠場する可能性も囁かれている。
■「ビッグネームへのクラブ側の説得力は限られている」
『トゥット・スポルト』のヴァチャーゴ編集長は、ポグバを巡るこうした経緯について注目。「ポグバの手術……管理に失敗したのか、それともやむを得なかったのか」との見出しで背景を振り返りつつ、分析した。
「ポグバが手術に踏み切った。当初から手術が必要であることは予見されていたにも関わらず、決断に1カ月半の時間を要した。ユヴェントスはあらゆる方法で説得を試みたが、彼は保存療法を選んだ」
「この状況をもっと上手くマネージメントすることはできなかったのだろうか。ユヴェントスが準備していた米国での手術を受けていれば、今ごろ完全復帰まであと少しだったはずだ。だが現在の状況では、復帰はカタールW杯まで1カ月を切ってからとなる」
「もっと上手く事を運ぶことはできたはずだが、ユヴェントスにできたことは何もない。偉大なカンピオーネ(王者)のケガについて、ユヴェントス側の説得力はかなり限られたものになる。契約上、手術を義務化することはできない。ポグバ自身が決めることだ。中にはアドバイスを聞き入れる選手もいるが、ポグバは“第2の母”である代理人のラファエラ・ピメンタの助言さえ聞かなかった」
「当然、ユヴェントスはポグバの決断には反対だったわけで、クラブ内ではフラストレーションが渦巻いている。だが現在、いわゆるビッグネーム、“企業規模の選手”に対し、クラブ側の説得力は限られている。ユーヴェはこれから3年間所属することになる獲得したばかりの選手と衝突することも望んでいなかった」


