元ユヴェントスGKのステファノ・タッコーニ氏が5日、ナポリのラジオ局『ラディオ・マルテ』のインタビューに応じて古巣について語った。
タッコーニ氏はかつて、1983年から1992年にかけてユヴェントスで活躍。クラブ通算254試合に出場して2度のスクデットのほか、ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(チャンピオンズリーグの前身)やUEFAカップ(ヨーロッパリーグの前身)など数々のタイトルを手にした。そんなユーヴェOBが古巣について見解を示している。
新人監督アンドレア・ピルロが率いるユヴェントスは今シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦においてポルトに敗れて敗退したほか、リーグ戦においても首位インテルと12ポイント差の4位でスクデット争いからはほぼ脱落。さらに直近の2試合では格下に対して1勝1分けと不甲斐ない結果に終わっている。
7日にはCL出場権争いのライバルである5位ナポリとの直接対決を迎えるが、タッコーニ氏は1990年スーペルコッパ・イタリアーナの一戦を例に挙げ、試合の行方を案じた。
「嫌な予感がする。(ルイジ)マイフレーディ指揮下において、サンパオロで1-5に終わった試合を思い出す。そのようにならないことを願っているが、大惨事が待ち受けているような気がする。ピルロはユヴェントス指揮官の座を受諾するべきではなかった。彼はあまりにも大きなリスクを背負い、これからその代償を支払うことになる。選手としての彼と監督としての彼は、まったくの別物だ」
続いてタッコーニ氏は、無観客のままでの開催が続く今シーズンについて言及。「選手たちは観客がいないと罵声を浴びせられることがなく、比較的落ち着いてプレーできる。観客がいると試合は変わってくる」との見解を示した。
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