Lehmann-JuventusGetty

「同じ仕事なのに彼は10万倍稼ぐの…」ユヴェントス女子FW、恋人ドウグラスとの格差に嘆き

今夏ユヴェントスへ加入したMFドウグラス・ルイスのパートナーで、同じく今夏にユヴェントス女子チームに加入したスイス女子代表FWアリーシャ・レーマンが、イタリア紙『ラ・レブブリカ』のインタビューで男女格差を訴えた。

SNSで1700万人の総フォロワーを誇るレーマン。今夏にはパートナーであるドウグラス・ルイスと共に、アストンヴィラからユヴェントスに移籍してイタリアに新天地を求めた。現地では“インフルエンサー”としてのレーマンの影響力にも注目が集まったが、自身はあくまでサッカー選手であると強調している。

「私はインフルエンサーである以前に、サッカー選手よ。それに私はスターではなく、みんなと同じことをしている普通の人間なの。SNSを始めたきっかけは、友人たちがやっていたから。その後、私のインスタグラムのアカウントがブレイクした。なぜか分からないけれど、サッカー好きの女子たちに勇気を与え、女子サッカー界を宣伝できることはうれしいわ」

また、ユヴェントスについて「極めて偉大なクラブで、優勝するために選ぶチーム」と語ったレーマン。昨シーズンまでプレーしたイングランドのウィメンズ・スーパーリーグとセリエA女子の比較を問われると、「イングランドのフットボールとの違いは、セリエA女子の方が技術力は上だが、イングランドの方がスタジアムの観客が多い」と明かした。

なお、パートナーのドウグラス・ルイスは5000万ユーロ(約81億円)とされる移籍金で男子チームに加入し、大きな期待を集めた。しかし開幕から3試合連続でベンチスタートとなっており、イタリアメディア『メディアセット』は「ミスター5000万ユーロがベンチに座る」などと報じて話題となっていた。

レーマンは、「家では(ドウグラスと)あまりサッカーの話をしないようにしている」と明かしたほか、サッカー界の男女格差を嘆いている。

「パートナーと同じ仕事をしているのに、彼は私よりも10万倍稼いでいるの。私は何度も『平等じゃない』と言っているわ。報酬面で平等になるという目標を達成するためには、かなりの時間がかかると思うわ」

ドウグラスを巡ってイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、「ドウグラス・ルイスの番だ。ミスター81億円がユーヴェをつかみ取る準備はできている」などと報じ、セリエA第4節でようやくスタメンに名を連ねると予想している。

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