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10人のユヴェントスが新王者インテルに競り勝つ!クアドラードが2ゴールの大活躍

現地時間15日、イタリア・セリエAは第37節が行われ、ユヴェントスはホームのアリアンツ・スタジアムにインテルを迎えた。

インテルにセリエA10連覇の夢を砕かれたユヴェントスだが、まだシーズンは終わっていない。コッパ・イタリア決勝が残されているとともに、来季のチャンピオンズリーグ出場権を巡ってミランやナポリ、アタランタと激しい順位争いを繰り広げている。

相手が新王者インテルだからといって、勝ち点を落とすわけにはいかない。立ち上がりからボールを保持してペースを握ると、迎えた11分には右クロスをキエーザが頭で落とし、最後はクルゼフスキが押し込むもシュクリニアルが頭でブロック。

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さらに23分、左CKの競り合いの際に、ダルミアンがキエッリーニを倒したとしてVARの結果、ユヴェントスにPKが与えられる。このPKをクリスティアーノ・ロナウドが一度はGKハンダノヴィッチに止められながらも押し込み、ユヴェントスが先制する。

先制を許したインテルは34分、エリア内左でボールを追いかけたラウタロが足を滑らせて倒れるが、VARの結果、デ・リフトにスパイクを踏まれていたことが分かり、インテルにもPKが与えられる。このPKをルカクが冷静にゴール左へと沈め、インテルが同点に追いつく。

このままハーフタイムを迎えるかと思われた前半終了間際、ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾ったクアドラードのシュートがDFに当たってコースが変わり、GKハンダノヴィッチも反応しきれずユヴェントスが勝ち越しに成功。2-1とリードして試合を折り返した。

後半、追いかける立場のインテルはダルミアンに代えてペリシッチを投入。51分にはカウンターからペナルティーエリア手前左でボールを受けたラウタロがカットインして右足でシュート。しかし、得意の形からのシュートはゴール上へとわずかに外れる。

さらに55分には、ルカクへのファールで2枚目のイエローカードを受けたベンタンクールが退場。10人での戦いを余儀なくされたユヴェントスは、クルゼフスキに代えてマッケニーを投入する。

数的優位を得て攻勢に出るインテルだが、引き気味に守るユヴェントスも簡単にはシュートチャンスを作らせない。逃げ切りたいユヴェントスは70分、C・ロナウドとキエーザを下げてデミラルとモラタを投入。追いつきたいインテルも73分にエリクセンを下げてセンシを投入する。

すると迎えた84分、左サイドからセンシが右足でクロスを入れると、ゴールへと向かうボールにルカクが反応するもキエッリーニも追いすがり、もつれたままのキエッリーニに当たったボールがそのままゴールへ。オウンゴールでインテルが同点に追いつく。

勢いに乗って逆転したいインテルだが、86分にエリア内右で縦に仕掛けたクアドラードをペリシッチが倒してしまい、ユヴェントスにPKが与えらえる。このPKをクアドラードが自ら沈め、ユヴェントスが土壇場で勝ち越しに成功する。

後は守り切るだけのユヴェントス。アディショナルタイムの4分間でも数的不利を感じさせない堅固な守備でインテルの猛攻をしのぎ切り、CL出場権獲得に向けて大きな勝ち点3を手にした。インテルはアディショナルタイムにブロゾヴィッチが2枚目のイエローカードで退場するなど、後味の悪い敗戦となってしまった。

■試合結果
ユヴェントス 3-2 インテル

■得点者
ユヴェントス:C・ロナウド(24分)、クアドラード(45+3分、88分PK)
インテル:ルカク(35分PK)、OG(83分)

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