ユヴェントスOBのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、古巣や王者インテルについて見解を示した。イタリア『スカイスポーツ』が伝えている。
デル・ピエロ氏の古巣であるユヴェントスは今夏、若手指揮官のモッタを招聘してチームの大改革を行った。そんな中、ユヴェントスOBは自身の古巣が特殊なチームであることを主張。モッタ指揮下のチームが1年目からスクデットを目標にするべきであると見解を示した。
「ユヴェントスは別物なんだ。チームのサイクルの話は通用しない。(アンドレア)ピルロはチームに入ったら、(マウリツィオ)サッリや(マッシミリアーノ)アッレグリと同じように、スクデットを獲得しなければならなかった。そういう運命なんだ」
「ユヴェントスにやって来たら、それがキャリアの1年目であるか、最後の1年であるかは関係ない。ユーヴェには、ある種の流れが存在する。ただ、(今シーズンの)ユーヴェは、ミランと同様に、監督を変え、チームをかなり変更し、特殊な時期を乗り越えた後であるため、許容される可能性があるチームだ」
また、デル・ピエロ氏はここまで2勝1分の成績を残し、首位に並んでいることを評価。「すでに順位表で7ポイントを獲得したのなら、他のチームよりも良い成績を残したということだ。ただ、これからユヴェントスがモッタの望むようなプレーをするために、進化が求められるだろう」と述べている。
続けてデル・ピエロ氏はシモーネ・インザーギ率いる王者インテルについて分析。「インテルが補強した選手はそれぞれ特徴が異なる。(ピオトル)ジエリンスキは、長らくセリエAでプレーしているため、ほぼイタリアの選手と言っても良いだろう。(メフディ)タレミは、かなりのベテラン選手だ。FWは、DFやMFと比較すると、何試合かうまく行かなくても大丈夫だ。インテルは悪い時でも3-0で勝てる。昨シーズンの成績や補強を踏まえても、スクデットの本命と考えるにふさわしい」語り、インテルがスクデット争いの本命と予想した。
