元ユヴェントスのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、米国メディア『CBS』のインタビューに応じ、古巣について持論を展開した。
マッシミリアーノ・アッレグリ指揮下のユヴェントスは今シーズン、主力の負傷離脱に苦しんだものの、若手の急成長の恩恵を受け、ピッチ上ではセリエA29試合を終えて2位ラツィオを上回る59ポイントを獲得。だがキャピタルゲインの不正操作による処分で15ポイントの勝ち点剥奪を受けたほか、選手の年俸や他クラブとのパートナーシップ、代理人との関係についても調査の対象となり、司法取引の可能性も囁かれるなど複雑なシーズンを過ごしている。そんな中、OBのデル・ピエロ氏が自身の経験を振り返りつつ、古巣に見解を示した。
「私はユーヴェでプレーを始める前からファンであり、19年間をこのクラブで過ごした。2006年の危機(カルチョスキャンダル)も経験し、チームの再建には長い時間が必要となることは分かっている。チャンピオンズリーグ(CL)でプレーができず、数多くのチャンスを失う。再びタイトルを獲得するようになるまで何年もかかった」
「だが(スキャンダル後もユーヴェに残留した)自分の選択に後悔の念を抱いたことは一度もない。今後、何が起こるのか分からないこんな時期に、選手たちがどのように感じているのかは、私には理解できる。だからこそ、現在のユーヴェは偉業を成し遂げていると感じている」
そんなデル・ピエロ氏をユヴェントスの会長に推す声も上がっている。
「当然、いろんな噂話がある。私は『イエス』とも『ノー』とも答えたくない。あまりにも事が大きすぎるからね。ただ、もちろん私の心はあそこにある。私が人生の大部分を過ごした場所だ。ユーヴェで起きていることは、別の視点から常に見るようにしている。感情的な面を抑えるのはかなり難しいことだよ」
■みんながユーヴェを憎んでいる
またデル・ピエロ氏は、イタリア国内において、ユヴェントスに対する風当たりが強いと感じていることを明かしつつ、勝ち点剥奪について言及した。
「この状況をよく理解する上で、最初に知っておくべきことは、みんながユーヴェを憎んでいることだ。だが確かにシーズン中のこの時期に、こうした決断を下すべきではない。シーズンの半ばで15ポイントを剥奪し、後で10ポイントが返されることになったとしても、そうなれば他のチームにとっても良くないことだ」


