Leonardo BonucciGetty Images

ボヌッチ、大敗の古巣ユヴェントスに「胸が痛かった」…指揮官への助言は?「別世界の話と学ぶべき」

元イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のポッドキャスト番組「ラ・トリプレッタ」に出演し、古巣ユヴェントスの現状に見解を示した。

2010年以降、通算11シーズン半にわたってユヴェントスでプレーし、9度のスクデット獲得など数々のタイトルを獲得したボヌッチ氏。そんな元イタリア代表DFは、現在の古巣について語った。

チアゴ・モッタ監督率いるユヴェントスは、今後のリーグ戦の行方を占うアタランタとの上位対決において、本拠地アリアンツスタジアムで0-4と大敗。上位対決に敗れ、首位インテルとの差が「9」まで広がったが、ボヌッチ氏が自身の心境を明かしつつ、モッタ監督のチームを分析した。

「昨夜は胸が痛かったよ。正直言って、チームは苦境に陥っていた。選手も監督もこうした試合から、ユヴェントスがあらゆる面において成長しなければならないことを理解するべきだ。現在のユーヴェは、決定力に欠けている。チアゴのサッカーはボールを保持するサッカーなので楽しいし、美しい。だが、ゴールを挙げることにかなり苦戦する時がある。昨日はこうした試合だった」

ボヌッチ氏は、イタリア代表時代の元同僚の指揮官としての実力を認める一方で、ユヴェントスで監督を務めることには異なる意味合いがあることを強調した。

「選手たちは経験不足で、パーソナリティに欠ける。この点で成長しなければならない。チアゴは今シーズンの経験から、ユヴェントスで指揮を執るということは『別世界の話』であることを学ぶべきだ。彼は賢いのだから、進化するためにどんなピースが必要なのかを理解し、昨シーズンにボローニャで示したように、自身の持つあらゆる知識をチームのために生かせるようにしなければならない」

「ただ、彼がボローニャでもシニシャ(ミハイロヴィッチ)の後任となった直後、同じように苦戦していたことを忘れてはならない。それからもちろんボローニャはボローニャの目標のためにプレーしているが、ユーヴェは勝つためにプレーしているんだ」

広告