Thiago Motta Juventus Roma Serie AGetty

大胆采配で話題のユーヴェ新指揮官、今度は飛び級の18歳神童をサプライズ起用か

ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督が新たなサプライズを検討していると、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が10日、伝えている。

今夏、ユヴェントス監督に就任すると、補強の目玉である“ミスター5000万ユーロ(約81億円)” のドウグラス・ルイスや主将のダニーロをベンチに置く一方で、20歳のサムエル・バングラや21歳のニコロ・サヴォーナら若手を抜てきする大胆采配で注目を集めたモッタ。代表ウィーク明けのエンポリ戦では、新たなサプライズとして18歳のMFヴァシリエ・アジッチの起用の準備をしているとみられる。

イタリア紙は「リーグ戦の試合ごとにサプライズが待っている魅惑の場所、チアゴパークが再開しようとしている」と報道。誰も特別扱いせず、実力主義を基準にメンバーを選考するユーヴェ指揮官が「新たなアイディアを検討するに至った」とし、エンポリ戦で「中盤のジョーカー」ヴァシリエ・アジッチが抜てきされる見込みであることを伝えた。アジッチは、中断期間にコンティナッサで評価を上げており、「先発の可能性も高まっている」とみられる。

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今年5月に18歳の誕生日を迎えたばかりのアジッチは、今夏、ブドゥチノストからユヴェントスに加入。「あまりに才能に溢れているため、チアゴが彼のために、セリエCでの学びの期間を経ることなく、“飛び級”でトップチームへの道を選択した」という。

続いて同紙は、「宿命を背負った」“神童”であるアジッチのプロフィールを紹介している。「185センチと恵まれた体格で、平均を上回る技術のベースもある」と指摘。また、インサイドハーフやウイング、トップ下と「中盤から前のポジションはほぼ全てこなせる」ため、ケヴィン・デ・ブライネと比較されてきたことを伝えた。

19歳にしてユヴェントスの10番を託されたトルコの至宝FWケナン・ユルディズにも言及しつつ、「ヴァシリエは“ユルディズ並み”のポテンシャルがある」と強調。「モッタと出会ったことで、爆薬の導火線が付いたのかもしれない」とブレイクに期待を寄せた。

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