フランクフルトは小杉啓太の獲得にどれほどの移籍金を費やしたのだろうか。ユールゴーデンのボー・アンデションSD(スポーツディレクター)が注目発言をした。
堂安律が所属するフランクフルトは18日、19歳の小杉が1月1日付で加入することを発表。公式ウェブサイト上では、2024年3月からユールゴーデンでプレーしていた左サイドバックの経歴などを紹介し、ティモ・ハルドゥングSDの期待の言葉を添えていた。
一方で、ユールゴーデンの発表では、アンデションSDがクラブ在籍中の小杉の印象的なパフォーマンスを振り返ったうえで、「啓太は非常に優れたサッカー選手であるだけでなく、信じられないほど素晴らしい人格と人間性を備えている。カクネスでの日常生活においても、彼は模範となる存在であり、素晴らしいチームメイトだった」と称賛。そして、このようにも語った。
「我々はここ数週間にわたりフランクフルトと対話を重ねてきたが、彼らは非常にプロフェッショナルで誠実な対応をしてくれた。チャンピオンズリーグを戦う、運営の行き届いたクラブであり、その点は移籍金にも反映されている。今回の移籍は、クラブ史上2番目に高額な売却となった。今はただ、啓太の今後のキャリアの成功を願うとともに、在籍中の貢献に心から感謝を伝えたい」
ドイツ『transfermarkt』によれば、ユールゴーデンがこれまで記録した最高移籍金は、スウェーデン代表MFルーカス・ベリヴァルが2024年夏にトッテナムへ移籍した際の2000万ユーロ。これまで2番目だったのは、同夏にサミュエル・ダールがローマへ移籍した際に発生したとされる570万ユーロで、同サイトでは今回フランクフルトが小杉の獲得に支払った推定移籍金は650万ユーロ(約12億9000万円)と表記されている。
なお、現在はドイツ代表にも招集され、来夏の移籍が取りざたされている左サイドバックのナサニエル・ブラウンをフランクフルトが獲得した際、2024年1月に2部ニュルンベルクに支払った移籍金は300万ユーロだった。小杉の獲得には、その倍以上を費やしたことになる。



