交通事故でこの世を去ったリヴァプールFWディオゴ・ジョタは、医師から飛行機移動を避けるように勧告されていたようだ。
2020年からリヴァプールに所属して公式戦182試合65ゴール26アシストを記録、プレミアリーグ制覇やFAカップ優勝貢献してきたジョタ。ポルトガル代表としてもUEFAネーションズリーグ優勝に2度貢献するなど重要な選手として活躍を続けてきたが、3日に発生したスペインでの交通事故により、弟のアンドレ・シルバと共に帰らぬ人となった。
スペイン『マルカ』や『アス』などが伝えるところによると、3日の午前0時30分ごろ、ジョタと弟を乗せた車が走行中に交通事故に。通報した目撃者によれば、車は炎に包まれ、近くの植生にも燃え広がっていたという。また複数の情報筋によれば、タイヤの1つが破裂し、路上から外れて炎上した可能性があるようだ。
悲劇的な事故で帰らぬ人となったジョタだが、ポルトガルメディアはジョタが車で移動していた理由を伝えている。
『A Bola』によると、ジョタは先日のUEFAネーションズリーグ後に肺の手術を受けていた模様。そして医師からは、機内での気圧上昇を避けるために飛行機での移動を避けるように勧告されていたようだ。そのためジョタは、リヴァプールのプレシーズントレーニングに合流するため、サンタンデールからポーツマス行きのフェリーに乗船するために車で移動していたという。
また『Record』は、ジョタは先週末にポルトガル代表のチームメイトであるジョゼ・サーの結婚式に出席したと報道。リヴァプールへ向かう前日には、家族と一緒に昼食をとっていたようだ。しかし新シーズンのトレーニングに向かう最中、悲劇的な事故で帰らぬ人となってしまった。
なおリヴァプールは、ジョタが着用していた背番号「20」を「彼の貢献と献身を称えるために永遠に不滅の番号とする」と発表している。


