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「現役引退報告の直前に電話が鳴った」 鄭大世、町田ゼルビアでの現役続行を決断

町田ゼルビアは5日、清水エスパルスに所属していたFW鄭大世が完全移籍で加入することを発表した。

これまで川崎フロンターレやボーフム、ケルン、水原三星でプレーしてきた鄭大世は、2015年から所属してきた清水を昨シーズン限りで契約満了により退団した。

2020シーズンの後半に期限付き移籍先のアルビレックス新潟で26試合9ゴールをマークした鄭大世はシーズン後、一度は現役引退を決意していたものの、代理人への報告の直前に町田からのオファーを知ったとのことで、当時の様子を以下のように明かした。

以下に続く

「家族との相談の上、引退を決意しました。成田空港へ向かう車に揺られながら、代理人に報告しなければいけないのに、名残惜しくて通話ボタンを押せずにいる時、ちょうど電話が鳴りました。そこでオファーを知り、家族の快諾のもと受けさせていただきました」

そして、町田に対して、「老いた選手ではありますが力の限りを絞り出し、みんなで一花咲かすことに手を貸したいです。不束者ですがよろしくお願いします」と、感謝と決意を示した鄭大世は、「最後に、オファーを断らせていただいた各クラブの方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。こんな自分にオファーをしてくれてありがとうございました」とも。さらに、「憲剛さん、ウッチーを筆頭に相談を聞いてくれた皆さんにもお礼申し上げます」と、2020シーズンに引退した先輩の中村憲剛、内田篤人の両氏にも感謝の言葉を残した。

町田は2020シーズンの明治安田生命J2リーグで19位フィニッシュ。鄭大世と共に、新シーズンに浮上していけるか注目だ。

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