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Joel Chima Fujita & James Sands(C)Getty Images

藤田譲瑠チマ、パラグアイ戦89分からの出場のみ…ザンクト・パウリ指揮官「そのうっぷんを日曜日の試合で晴らせばいい」

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MF藤田譲瑠チマは、今回の代表ウィークで日本代表としての出場時間が限られていたことについて、ザンクト・パウリのアレクサンダー・ブレッシン監督がコメントした。

現在23歳の藤田は今夏、ベルギーのシント=トロイデンからザンクト・パウリに加入。早々にレギュラーの座をつかみ、1-2で敗れたレヴァークーゼン戦を除けば、PK戦までもつれ込んだDFBポカール1回戦を含め、すべての試合でフル出場を続けている。新天地で評価を高めるなか、6月のワールドカップ・アジア最終予選や9月の日本代表のアメリカ遠征に続き、10月の代表ウィークにもメンバー入りを果たした。

一方、9月とは異なり、今回は10日のパラグアイ戦で89分から途中出場すると、14日のブラジル戦では出番なし。19日にホームで行われるブンデスリーガ第7節ホッフェンハイム戦を前にした記者会見で、ブレッシン監督は各国代表の選手たちについて語った際、藤田について「ジョエル(藤田)が数分間しかプレーしなかったのはちょっと残念」と表情を曇らせつつ、「そのうっぷんを日曜日の試合で晴らせばいい」と、それをモチベーションに変えてほしいと語った。

また、現地メディアの取材陣から、藤田がアメリカ代表MFジェイムズ・サンズと組むダブルボランチについて問われると、次のように評価した。

「そこではある程度の安定性を見いだせたと思う。もちろん最初の(2勝1分けの)3試合ではそのことがよく話題になっていたが、(連敗した)直近の3試合では、特定の場面でまだ改善の余地があることも見えてきた」

「ジミー(サンズ)については、彼が隣にいる選手を良くするタイプだということを常に分かっていた。ポジションをしっかり保ち、多くのデュエルに勝つ。ただ、最初のボールタッチの場面では、もう少し明確かつ攻撃的にプレーしてほしい時もある。後ろへのパスを選びすぎる傾向があるからね」

「ジョエルについても同じで、低い位置でも高い位置でも多くのデュエルに勝っている。ハンブルガーSV戦でのアシストを見れば分かる通り、とても明確なプレーだったし、20〜25メートルの縦パスも狙える。さらに高い位置で、より明確なパスを出せるようになることが次の課題だろう」

「ボールを持っているときも、ボールを失ったときも、2人はまだ連係面でいくつかの課題を抱えているが、そこは今まさに取り組んでいるところだ。それ以外は、これまでのところ本当によくやってくれていると思う」

さらに監督は、今後のオーストラリア代表MFジャクソン・アーバインとのポジション争いにも言及。「ジャッコ(アーバイン)も戻ってくるので、競争が生まれるだろう。とはいえ、これはぜいたくな悩みであり、うれしいことだ」と語り、中盤の充実ぶりに満足そうな様子を見せた。

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