「FUJI XEROX SUPER CUP 2021」が20日に埼玉スタジアム2002で開催され、川崎フロンターレとガンバ大阪が対戦した。
天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会と2020シーズン明治安田生命J1リーグの2冠を達成した川崎フロンターレと、J1を2位で終えたG大阪が対戦するゼロックス杯。昨季のJ1、天皇杯の両方で川崎Fの後塵を拝したG大阪にとっては、早速訪れたリベンジの機会となった。
川崎Fは、三笘薫や家長昭博ら昨シーズンからの主力に加え、新加入のジョアン・シミッチを先発起用。大島僚太はメンバーを外れている。対するG大阪は、パトリックや倉田秋、井手口陽介らを送り出した。一方で宇佐美貴史はメンバーから外れている。
試合が始まると、互いに序盤から積極的にボールを前に運んでいく。3分にはボックス内でレアンドロ・ダミアンがDFを背負いながらオーバーヘッドを放ったがブロックされ、こぼれ球に飛び込んだ三笘のシュートもGK東口順昭がスーパーセーブでしのいだ。
6分にも川崎Fに決定機。山根視来が右サイドを突破してクロスを供給するとボックス左の三笘がダイレクトで合わせたが、枠を捉えることはできなかった。
猛攻を続ける川崎Fが優位に試合を進めるもののG大阪の守護神・東口がゴールを死守。防戦が続くG大阪だったが、今度はパトリックがオーバーヘッドキックを見舞って川崎Fのゴールを脅かす。GKチョン・ソンリョンに阻まれはしたが、G大阪にとって最初の大きなチャンスとなった。
一進一退の攻防が続く29分、川崎Fがスコアを動かす。29分、左サイドを突破した田中碧からのスルーパスに反応した三笘がボックス左から右足でシュート。GK東口との一対一を制して先制点を奪取した。
さらに、その3分後にも大卒2年目の三笘が自らのクオリティを証明する。ボックス右でこぼれ球に飛び込んだ山根がシュート性のボールをゴール方向に蹴り込むと、ゴール前にポジションをとっていた三笘がワンタッチでシュート。この日2点目を決めてリードを広げた。
後半に入るとビハインドを背負うG大阪は徐々に攻勢を強めていく。そして60分、右サイドからクロスが上げられたところからボックス内で混戦が発生。矢島慎也が押し込み、点差を1点に縮める。
失点後、川崎Fは二枚替えを敢行。ジョアン・シミッチと脇坂泰斗に代えて橘田健人と塚川孝輝を投入し、インサイドハーフを務めていた田中をアンカーに移す。
素早く中盤の構成を入れ替えてギアを上げてきたG大阪に対応する川崎Fだったが、ボックス内でバウンドするボールを処理しようとした山根がハンドをとられ、PKの判定。67分にキッカーのパトリックが確実に沈め、G大阪が試合を振り出しに戻す。
G大阪はこのタイミングで矢島と川崎修平に代えてチアゴ・アウベスとレアンドロ・ペレイラの両アタッカーを投入し、たたみかけていく。すると70分にはチアゴ・アウベスがGKチョン・ソンリョンとの一対一を迎えたが、上手く対処されてシュートを放つことはできない。
川崎FもL・ダミアンと2得点を記録した三笘に代えて小林悠と長谷川竜也を起用。攻撃に変化をつけて再び得点を目指す。しかし、その後も拮抗した攻防が続き川崎Fはなかなか押し込むことはできない。
互いにあと1点が遠い終盤、G大阪は3枚目のカードで同点弾のパトリックに代えて一美和成を送り出して得点を託す。川崎Fは家長昭博に代えて遠野大弥を投入した。
試合終了間際の91分、5枚の交代カードを使い切っていた川崎Fだったがプレーの中で頭をぶつけていた塚川について脳震盪による追加交代が認められ、車屋紳太郎が出場する。
直後には川崎Fが右CKを獲得し、ボックス中央で飛び上がった谷口彰悟が強烈なヘディングシュートを放つ。しかし、ここでもGK東口が立ちはだかりタイスコアを保った。
PK戦に突入するかに思われた後半ATの96分、田中のスルーパスに抜け出した小林がボックス右から右足を一閃。GK東口の反応も及ばず、ベテランが決勝点を決めた直後に終了の笛がなった。
2点を追いついたG大阪だったが惜しくも及ばず。昨季の天皇杯とJ1リーグを制した川崎Fが、2021シーズン最初の公式大会を制した。
■試合結果
川崎フロンターレ 3-2 ガンバ大阪
■得点者
川崎F:三笘薫(29分、32分)、小林悠(90+6分)
G大阪:矢島慎也(60分)、パトリック(67分)
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