清水エスパルスは11月1日、ピーター・クラモフスキー監督との契約を解除することを発表した。また、平岡宏章コーチが後任指揮官となることも伝えられている。
オーストラリア生まれのクラモフスキー監督は、U-17オーストラリア代表で指揮官としてのキャリアをスタートし、昨年は横浜F・マリノスのヘッドコーチとして明治安田生命J1リーグ制覇に貢献。今シーズンから清水で采配を振るっていた。
しかし、清水は第25節終了時点で3勝5分け17敗の17位に沈む。開幕から5連敗を喫すると、その後の5試合は無敗で走ったが再び7連敗。直近7試合では2分け5敗と勝ちのない試合が続いている。
同時に契約を解除された今矢直城コーチ、安野努フィジカルコーチとともにクラブを去ることとなったクラモフスキー監督は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントした。
「全てのファン・サポーターの皆さん、いつもチームと選手たちを応援していただき、ありがとうございました。選手たちは持っている全ての力やパフォーマンスを出し切ってくれましたし、皆さんに誇りをもって応援してもらえるよう、喜んでもらえるよう全力で取り組んでくれたと思っています。このクラブに関わる選手・スタッフ・ファン・全ての皆さんの今後の幸運を祈念しています。アリガトウゴザイマシタ」
後任となる平岡新監督は、現役時代に清水やコンサドーレ札幌、アルビレックス新潟でプレー。Jリーグのトップチームで指揮を執った経験はないが、清水で2014年7月から2019年までユースチームの監督を務め、今年からトップチームのコーチに就任していた。
平岡新監督は「今シーズン残り9試合ですが、もう一度強いエスパルスを取り戻すために、チーム一丸となり、戦う集団を作っていきたいと思っています。厳しい状況ではありますが、最後みんなで笑顔で終えられるように、日常のトレーニングから精進していきます。よろしくお願いいたします」と意気込んでいる。
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