Jリーグチェアマンの野々村芳和氏が5日、浦和レッズの声出し応援問題についてメディアに説明した。
Jリーグでは、2日に行われた明治安田生命J1リーグ第19節ガンバ大阪vs浦和で「声出し応援」の検証試合の対象試合ではなかったものの、浦和のサポーターがチャントやブーイングなど声出し行為を行ったことが問題に。浦和は5日、「声を出しての応援行為が確認されました」と、ルール違反を確認し、「愛するチーム・選手を鼓舞する声を再びスタジアムに取り戻したいと願う、Jリーグに関わるすべての皆さまのこれまでの努力と気持ちを裏切る行為であると認識」とし、併せて再発防止策を発表していた。
5日に行われた実行委員会後、野々村氏は「今の政府の基本的対処方針の中、今までJリーグが進んできた道で、継続して全クラブ協力してやっていこうというと再確認しました」と伝えつつ、「実行委員会の中からも具体的な防止策がないと不安ということや、クラブがルール違反を犯した人へのスタンスをしっかりと見せるべきだという話が出ました」と説明。5月21日に行われたJ1第14節の鹿島アントラーズ戦でも浦和の声出し問題があったことに言及しつつ、以下のように説明した。
「鹿島戦の1度目の問題から、そこからリーグとしても浦和に声明や再発防止策を取ってくださいという話を現場間ではしてきて、これまで出てこなかった。その中で今日、浦和からもクラブのスタンスと再発防止策が出てきました。これを確認した上で、『58クラブみんなで同じ方向で行きますよ』と再確認しました。同じ方向で進んでいくという宣言とクラブのスタンスを見せたのならば我々もアクションが取れます」
さらに、裁定委員会への諮問を前提に、「決定ではないですが今回の事案に関して、51条の運営責任のところを問う上限2000万円の罰金」や「この先、同じようなことが起きた場合は無観客試合や勝ち点剥奪を含めた内容で、第三者委員会に諮問した上で決定したペナルティを科しますよとお伝えしました」と、同様のことが続けば厳罰を科す方向で進む可能性を明かした。
その中でも、「大変なクラブもあったが、ようやくここまで来たので、『Jリーグの仲間として同じ方向で向かっていこうよ』という空気も実行委員から浦和に投げかけられていた」と、ポジティブな協議になったことを強調しつつ、「今の日本のコロナ対策の中でどうやって進めるか。声出しエリアの観客50%、そのほか100%になればクラブの経営部分も楽になるのでそこを獲得したい」と前向きに、一丸となって進んでいく姿勢を示した。


